|  第31回成都で8キロ痩せました
 成都に赴任して半年ほど経った頃、ちょっとしたことから体重を量る機会がありました。
 何とビックリ!8キロも痩せていました。
 自分でも何となく
 腰まわりや頬の辺りが、スマートになったかな
 と感じていましたが、
 中肉中背の私が8キロもダウンしているとは
 思いもしませんでした。
 社会人2年目の頃の体重にタイムスリップです。
 もちろんダイエットをしようなど、考えたこともありませんし、食事が喉を通らないほど、思い悩んでいた訳でもありません。
 しかし、原因は明らかでした。
 結局のところ、食べる量が減ったのです。
 赴任当初は、当然ながらお昼にはお腹が空きました。言葉が不自由だった為、社員と一緒に食事に行くことも無く、
 1人でブラブラと食事処を探すのですが、
 これがそう簡単に見つからないのです。
 どこも昼時なのでレストランはお客で一杯なのですが、
 最も客席が少ないテーブルでも4人掛けです。
 近くの麺屋を除くと、
 気軽に1人で入れる雰囲気のお店は非常に少なく、
 また1人で食べている人も稀です。
 皆楽しそうにワイワイガヤガヤと4〜5人で食べている中に、
 ポツンと1人で食べるのもなかなか落ち着きません。
 もう1つの理由は、一品の量がとんでもなく多く、注文しにくいのです。
 結果、昼ご飯を食べる習慣が無くなり、
 夜も近くのテイクアウト可能な串屋で
 簡単に済ませる日が続いたのです。
 邱先生が以前に「安くて少量でも頼める中華料理屋を出したら、
 お客で一杯になると思うよ」と言われていたこと
 「中国人はカウンター席を使わない」
 と言われていたことを、昼時になるとよく思い出しました。
 その後、妻が来てくれてからは、体重もあっという間に元に戻りました。
 また、北京には日本料理屋や
 ファーストフード系の中華レストランも沢山あり、
 成都の頃のように、困ることは少なくなりました。
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