第721回
不思議なこともあるものですね
胃子「先生は易を見ていますが、
易の内容はちんぷんかんぷんなことが書いてあり、
どう解釈したらいいのでしょう。
どうにでもとれるように思ってしまったりするのですが・・・」
木先生「そうなんです。どういうふうな意味なのか、
不明な場合があるし、どう解釈するといいのか。
易の卦の解釈は本当に意味不明です。
昔の解釈を見ていても、へえ〜と思うばかりです。
ましてや筮竹とかコインとか使用して占うとは??の連続です。
そこで、その意味するところはどうなのか、
病気の人が治っていく過程でどういう易の卦がでるのか?
その人のその時の易というのは、なんど占っても同じはずです。
そういうことも考えて易の卦をたててみることにしたのです。」
胃子「二度占うなとも書いてありますが、
二度占っても三度占っても同じでないと
易の卦でないと思うのですが、
具体的にどういうふうになっているのですか」
木先生「どこに行っても治らない状態でおいでになる人というのは、
どういうわけか山風蠱なのです。
易の18番目です。
にっちもさっちもいかないというような状態です。
そこから始まるのです。
治療を始めて良い方向に向かっていくと、
不思議に易も変化していきます。
それが始めはどういう意味か、解釈不明です。
しかし、病気が良い方向に向かっているわけですから、
易が悪い方向に向かっているということはないわけです。
それがかなりの数の人の易の卦を見ると、
なんとなく、解釈がでてくるようになったのです。
病気が行きつ戻りつすると
易も行きつ戻りつするのです。
こういうふうにすると病気は早く治りますと
アドバイスした通りするとアッというまに治る人もいます。
そういう人は易もあっという間に良くなっていくのです。
そんなことできません、という人は
そんなこと出来ませんというような易になっているのです。」
胃子「ちょっとそれは出来すぎのような気がしますけど・・」
木先生「私もそう思い、
そんなことあるかな?と思うこともあります。
でも、病気がほとんど良くなってしまった時、
易の卦は山天大蓄なのです。
26です。
これも皆さん一致するのです。
易の一番いいのは地天泰でないかと勝手に考えていましたが、
そうでなかったのです。
これも人により解釈に違いがあると思います。
そうじゃないよという人もいると思います。」
胃子「それも不思議ですね。治ると山天大畜ですか?」
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