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第481回
フェラーリのＦ１レーシングカーのような人
ある脳梗塞の人の相談にのっていて、
話を聴きながら、脳の状態を調べていました。
言いたい事をおっしゃってもらい、
その情報も加味しながら調べていくのです。
それで脳の血糖値を調べていると、
200万mgに反応するのです。
脳梗塞を起こした部分は
さすがにそんなに高い値ではないのですが、
それにしてもすごい数字です。
今までも色々な人を調べ、
今までの結果をかなり修正することが必要だな
ということを感じていました。
脳の働きが最高にいい状態ではみな100万mg以上です。
普通に生活できる脳の血糖値は300mgもあればまあ生活できます。
これが腕の静脈血と同じぐらいの
110mgしか脳の血糖値が反応しない時は、
ぽやや〜んとした状態の人です。
これぐらい脳の血糖値には差があるのです。
脳の低酸素の状態の反応や脳出血の反応や
脳挫傷の反応などを調べていくと
出産に伴うトラブルが全くないのです。
鼻の下も胃に対応していて
脳のミトコンドリアの性能も抜群にいいし、
身体のミトコンドリアの性能も非常にいいのです。
そして脳の細菌やウィルスは
脳梗塞を起こした部位以外は反応しないのです。
こういうことを元に
その人にあなたは物凄く脳の働きがいいですね、
その他の所の働きも凄くいいのですが、
どうでしょうか？と聞きました。
本人は笑いながら、
病気になる前は同時に４つの仕事をこなせたし、
外国語も現地に行き
１ヶ月もしないうちに会話できるようになってしまう
と話していました。
他の人にその事を話しても誰も信じてくれなかったといいます。
次々と会社を立ち上げて、
それが全部もうかっていくのですが、
どういうわけか最後になると
浮き上がってしまうと言ってました。
それはどうしてかというと、
部下の人と脳の働きに格段の違いがある為に、
そうなってしまうのです。
色々なことを話していても
きっとそれがうまく伝わっていないのです。
自分と相手が同じ人間の顔をしているので、
相手も自分と同じ脳力があると思い違いをして、
言ってる事が即通じるものと思うらしいのです。
仕事でも、自分から見ると部下が一生懸命しているのに、
それが何でそれぐらいしかできないのか、
というふうに見えてしまうのです。
それでどなりつけることになります。
どなりつけて良くなる人もいますが、
それは脳力が同じレベルの人のことです。
どなりつけてもやれない人はやれないのです。
でも、一生懸命がんばっていることには変わりないのです。
同じ2000ccのエンジンを積んだフェラーリのレーシングカーと
公道を走る最高の車でも
アクセルを全開にして同時スタートすると差がついてしまい、
後ろを振り返ると独りぼっちの状態になっている。
それと同じ事が起こっているのです。
間に参謀を入れないとうまくいかないのです。
または、時には相手に合わせることが必要なのです。
というような事を話していたら、
なるほど、そうだったのか、とうなづいていました。
親子で仕事を相続する時に起こるトラブルは
親子の脳力に差がありすぎる時です。
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