医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第479回
イギリスから直行で来ました

世の中面白い人もいるもんだと思ったのですが・・。
ある人がイギリスから成田まで直行で来て、
その後羽田から青森へまっすぐ私の所に来たのです。
私のコラムをイギリスですみずみまで全部読んでいて、
今イギリスでマッサージの勉強をしていて、
試験もあり、それにうかるかどうか大変なんだそうです。
で、脳の働きを良くして欲しいということで来たというのです。

見るとなるほど本人が言うように脳の働きが悪くなっている。
特に左側の働きが悪いので記憶力に問題があり、
試験勉強をするには非常に不利の状態なのです。
イギリスの住居の寝室で
電磁波を浴びていることが予想されるように
副腎の皮質と髄質、脳の赤核の働きが悪くなっていて、
脳や身体の真ん中から左側に鉄や銅が蓄積していました。
そのため脳や身体の抵抗力が落ちていて、
細菌やウィルスの潜伏感染もあり、
脳の働きの低下に寄与していたのです。

治療としては副腎の皮質や髄質、
赤核の働きを良くする漢方薬を処方し、
それがついでに細菌やウィルスにも効果があることを
確認しました。
それから身体のひずみを取り、
それだけでも体調を整えられるようなお灸のツボに印をつけて、
瞬時に身体のゆがみを取るような操作をしました。
されている本人は何をしているかわからないような
微弱な刺激ですから、
ゆがみが取れた後、え?と驚きの声を上げていました。

ツボというのは、
ツボを得るというぐらい的確なツボに
毛先でなでるような刺激を加えても
劇的な効果があるものなのです。
これを知らないと
マッサージとはモミホグスというぐらい強くしないとダメ
と思う人もいるし、
それほどでなくても揉んでいるなという
感覚的なものを感じさせるようなやり方をする人もいます。
女性が化粧する時に使う筆を用いて軽くなでるだけで
歪みがとれてしまうのです。

翌日来て、顔の表情が全く違っていたのです。
鉄や銅の蓄積はなくなり、
もちろん副腎や赤核の働きも良くなり、
細菌やウィルスもほとんど一掃されていたのです。
脳のテロメアの量も脳の血糖値も格段に良くなり、
一流の芸術家や科学者のようになったのです。
視覚や耳、匂い、味にも抜群の才能が隠れているのです。
話を聞いているうちに
なんでマッサージの仕事なんかする気になったのか
ということになり、
画家を目指していたのですが、なかなか芽がでないので、
仕事を変えようとして勉強しているのだというのです。
そして自分が描いた絵を見せてくれました。
なるほど出来栄えはまあまあです。
でも、これは脳を直していない時の絵ですから当然です。
今からだったらすごい絵が書けるよ、と言いました。

この人自分の鼻の下が胃なのに気付いていないのです。
マッサージの仕事も好きでするなら超一流になれるでしょう。
でも、もともと画家になりたいという希望があるのですから、
そっちの仕事をしたほうがいいと思います。
料理を作ってもいいんだけど・・。


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2007年2月26日(月)

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