医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第453回
玉手箱

浦島太郎が竜宮城から帰って来て、
手土産にもらった玉手箱を開けたら
白い煙がぱ〜っと出たかどうか知りませんが、
今まで若者だった太郎はたちまちおじいさんになってしまった、
という話、知っていると思います。

毎日患者さんを見ていて、寝室で電磁波を浴びるというのは
この玉手箱を開けているのと同じだと思えばいいのです。
例えば、寝室で左側に携帯電話があったとします。
普通は寝ている間に左側から電磁波を浴びます。
それが長期間になると
左半身に動脈硬化が最初に起こってくるのです。
左半身の老化が促進したことになるのです。
携帯電話という玉手箱を毎日寝室で開けている、
テレビという玉手箱を寝室で開けていると思えばいいのです。
そこからは目に見えないものが出ていて、
よぼよぼの浦島太郎を作っているのです。

今を去る事、10年前、
その頃、肩が痛いというので来た人がいました。
その頃も寝室には時計とか電話とかテレビとか置かないように、
寝室で電磁波を浴びないようにという話をしていました。
一通りのことをして、肩の痛みなどは良くなりました。
良くなったので、
寝室に電磁波を発するものを置かないということを
ついつい時間と共に忘れていた人がいたのです。
そして、この数年、脳の動脈硬化が促進して、
発作の時はろれつがまわらない、めまいがする、
手足の脱力感が出るようになったのです。

MRIなどで調べると、
極端な動脈硬化が起こっているというのです。
毎月MRIを撮って調べるけど、対策なしです。
治療法がないのです。
脳外科的な治療をするには、
今の状態を更に悪化する可能性があるということで
何もできない、
事が起こってから対処するしか方法がない
という恐怖があるのです。
MRIを見ながら
少しずつ悪化しているというのを見るというのは、
なんとも気持ちが良いものではないはずです。
最高にストレスがかかります。
それ自体で病気は良くないほうに向かいます。

こういう状態で見た時、
やはり全身に強く電磁波を浴びていたのです。
あれから、寝室で強く電磁波をあびていたら
こうなっただろうと考えても不思議ではないのです。
真っ先に行うことは
寝室を綺麗にものを撤去してしまうことです。
そして毎日浴びていた電磁波を浴びないようにすることです。
そして脳に蓄積していた鉄や銅を排泄するように、
副腎や赤核などを治療する。
こうすることで、ろれつがまわらないとか脱力感がでる発作が
出なくなっていってるのです。
動脈硬化は血管の細菌やウイルス、真菌などの感染症なのです。
コレステロールは脇役なのです。
そこの所をちょっと取り違えているのが今の治療法なのです。
電磁波という玉手箱を開けるというのは、
抵抗力を低下させ、血管に細菌やウイルスなどの感染を促進し、
老化を促進することになるのです。

寝室にものを置くということは、電磁波を浴びる事につながり、
浦島太郎の玉手箱を開け放っていると思うことです。
目がうつろになり、手足や顔の皮膚がたるみ、しわが目立ち、
とんちんかんなことを言い出すようなことになるのです。
病気が良くならない、
治療しているのに、なんともいい答えをだせない、
朝が良くない、身体の半身調子が良くない、というのは、
玉手箱を開けていると思う事です。


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2006年12月22日(金)

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