医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第334回
生理になると良くなるのですが・・・

ある人が動悸、めまい、吐き気、頭痛などを訴えてきました。
3年ぐらい前からということです。
そして、生理になると症状は消えてしまい、
良い状態が一週間ぐらい続き、
それからまた上記のような症状がでるという繰り返しです。

この症状はどうしておこるのかな?
と考えました。
あっ!そうか。とヒラメクものがありました。
この人の易は山風蠱です。
なにをやってもうまくいかない。
どこの医者にいってもうまくいかない。
やることのリズムが狂い出し、
自分でいいと思った事がちょっとチグハグになっているので、
うまくいかないのです。
こういう時は自分が日頃から尊敬する人の意見を聞くのが一番です。

最初は小柴胡湯、半夏厚朴湯、当帰芍薬散を処方しました。
一日分です。
翌日には症状は大分軽くなりました。
この時の易は坤為地です。
母の包容力を示している。
ゆったりした落ち着いた状態です。
病気も良くなっているということです。
山風蠱から翌日には坤為地に易の卦は変化しているのです。
今度は、半夏厚朴湯、桂枝人参湯、当帰芍薬散を六日分だしました。

六日後にきて、もうほとんどよくなったといいます。
この時の易の卦は山天大畜です。
易の卦では、一番良い所にきたのです。
いろいろなことができる、絶好の機会がきたということです。
そして処方は、半夏厚朴湯、桂枝茯苓丸、大建中湯を
2週間分だしました。

2週間後に来て、症状はなくなりました。
この時も易の卦は山天大畜でした。
山天大畜を持続しているのです。
Оリングテストして今度は、桂枝人参湯を2週間処方しました。

最初に見た時に、全身に強く電磁波を浴びていました。
そこで、寝室を片付ける事など電磁波の対策を話しました。
それと、何故生理の後一週間は症状が消失するのか話しました。
身体の中心部、
眉間から喉、心臓、胃、臍、膀胱、子宮、卵巣、背骨の部位に
鉄が大量に蓄積しているのです。
これは脳の赤核の異常によるものです。
でも、生理によって血液が失われます。
そうすると身体の中心部の鉄の蓄積が正常になるのです。
それで、症状が消失する。
ところが根本的には赤核が治っていないので、
次第にまた鉄が蓄積していき、
ある量を越えると、症状が出始めるというわけです。
そこで、赤核を治療し、それとともに今まで悪影響を受けて、
働きが悪くなっている所を治療すればいいのです、と。

そのような診方で治療して良くなったのです。
症状があるということは、原因があることで、
その原因を取り除くようにして、後は治療すればいいのです。
もっと様々な症状をもった人が一杯いると思います。
でも、そういう症状でも、
きっと解決できるようになると常に思っているのですが・・・。
私の思い上がりでしょうか?


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