医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第328回
今どき薬の説明が足りないね〜と言われます

私の所では、患者さんの訴えに対応した薬を処方していますが、
その薬の個々の説明が不足しています。
なんでこの薬だすんだろう?
どこにこの漢方薬が効くのかな?
と疑問が多々あるようです。
で、ありきたりの説明書の解説をみて
納得している人も多いようです。
でも、なかには疑問だらけ、
全く不親切と思っている人も多いはずです。
他の医院ではきちんとした説明書を発行しているのに、
しかも毎回毎回同じ説明書を渡してくれて、
それがやまになっているのにです。

なんで処方した漢方薬の説明がないんだろ?
多くの人は、不思議で不親切だなと思っているはずです。
書店で売られている医者からだされた
薬の内容がわかる本などを見ても、
漢方薬の説明はわかったようで、わからない説明が書かれています。

この薬は何に効くのか?
どこに効くのか?

漢方薬は基本的には
全身をよくするように生薬が配合されているのです。
ですから、出される漢方薬は全身に効くようになっているのです。
もちろん患者さんが訴える症状を
治療するためにだしているわけで、
これが胃、これが大腸、これが便秘、これが頭痛とか
ある程度わけられますが、
胃腸に効く薬でも頭痛に効く薬もあり、
冷えを取る薬が便秘に効く時もあり、
膝の痛みに効く薬が肩凝りに効く時もあるのです。
婦人科の漢方薬が頭痛にも効くし、ボケにも効く。
目に効く時もあります。
応用範囲が一杯あるのです。

でも、基本的にはどこを治療しているか?
というと胃腸です。
胃腸を丈夫にすることで、
関節の痛みや頭痛や風邪や目やミミや脳や
ありとあらゆる疾病が治るようにできているのです。
ですから、毎日薬が変化している時も胃腸を丈夫にするように、
薬を変えていってるわけで、
結果として、腰痛や頭痛や関節痛、リウマチ、婦人科の疾患、
目、耳、鼻も治っていくようにしているのです。

それと、脳の中にある松果体という所があり、
ここが異常だと物の良し悪しがわからなくなります。
そこの働きが良くない人が多く、ここも治療しています。
Оリングテストが狂う原因にもなっているのです。
おもしろいことに、松果体が異常な人を治療するのに、
松果体が正常な人がОリングテストして薬を合せると、
間違うことがあり、
松果体が異常な人がОリングテストして薬を合せると
患者さんにピッタリの薬がでることがあるのです。
ここいらのカラクリをよくわからないと、
なぜ?どうして?ということが起る事があります。

それから脳の延髄の心臓血管中枢のある部位で、
右心室に対応した所の働きが悪いと
血流障害が起きやすいのです。
そこの働きが良くない人が多く、そこも治療しています。
それと脾臓です。
脾臓は血液の中の細菌やウィルス、真菌などを濾しとって、
奇麗な血にする働きがあるのです。
ここの働きが悪いと細菌感染が起りやすくなります。
病気をしている人はここの働きが一般に低下しています。
ここも治療しているのです。

まとめると、漢方薬で治療しているのは、
先ず、胃腸です。
それと松果体、延髄の右心室に対応する部位、脾臓の4つが
大きな治療目標なのです。
ここが良くなると、
どんな病気でも良くなるようになっているのです。
ここまで言うとちょっと誤解を受けますが・・・。

で、出された薬はなんの薬?
そう、4つを治療する薬です。
それが毎回変わっていくのです。
良い方向に向かって変化して行く時、
薬も変わっていくのです。
もちろん、変わらない人もいます。


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