医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第286回
右腕の痛みと麻痺

ある人が右の乳がんの手術の後、
25年間も上のような症状で悩んでいました。
その他に、首筋のこり、立ちくらみ、口が苦い、
胸焼けがする、背中が寒い、お腹がつめたく、ぐうぐうと鳴る、
便通は二日に一回、腰が冷える、手足が冷える、
夢を見るし、驚きやすい。風呂に長く入られない、
などの症状を訴えていました。
10年前まで電気敷毛布を使用していました。
今は使っていないということです。

診察をしてみると、全身強く電磁波を浴びていました。
寝室を片付けるように、
アンテナになるようなものも置かないように話しました。
麻痺はすぐにはよくならないかもしれないけど、
痛みはなんとかなるかもしれないよ、と。
この人は心臓に弱点があったので、弓帰膠艾湯を投与しました。
2週間分です。

2週間後に来院して、手の痛みはなくなったといいます。
電磁波もあびていません。
便通もよくなり、その他の症状も改善してきていました。
また同じ処方を2週間投与しました。
痛みは起らなくなったし、手が動くような気がするといいます。
でも、実際は動いていません。
また、弓帰膠艾湯を2週間投与しました。

2週間後、動かない右手、右腕の末梢神経に
発ガン性のウイルスの反応があり、
桂枝加葛根湯が効くようなので、弓帰膠艾湯と併用しました。
2週間後、その後もう1週間、
桂枝加葛根湯と弓帰膠艾湯を投与しました。
末梢神経には発ガン性のウイルスの反応がなくなりました。
でも、まだ指は動きません。
今度は、頚椎に細菌感染の反応があり、
それには桂枝加竜骨牡蠣湯が効きます。
それと弓帰膠艾湯を両方とも3週間投与しました。

そして3週間目に来て、全く動かなかった指のなかで、
人差し指だけほんの少し動いたのです。
今度は、首の細菌には当帰芍薬散です。
それと弓帰膠艾湯を併用しました。2週間投与しました。
首の所の細菌は反応しなくなりました。
今度は右腕の神経の幹細胞を増やすような処方を考えました。
それは温経湯です。
弓帰膠艾湯と併用です。
これを2週間プラス2週間投与しました。

オーリングテストでは幹細胞が増加した反応があるのです。
でも手は人差し指以外は動きがないのです。
今度は、動かない手に
麻痺を起こすウイルスの反応が見られたので、桂枝湯です。
2週間投与しました。
2週間後にはウイルスの反応はなくなっていました。

今度は、大脳の底部、小脳に面した部位に
幹細胞をコントロールする部位があり、
そこの右側の大脳皮質にウイルスの反応があり、
そこを治療することにしました。
それには半夏厚朴湯、黄今湯です。
それと弓帰膠艾湯を併用しました。2週間分を投与。

2週間後にはそこもよくなっていました。
今度は手に虫歯の細菌の反応があり、これは桂枝茯苓丸です。
弓帰膠艾湯も併用しました。
ここまで来て、患者さんは、
右腕の麻痺以外はその他の症状がなくなっていました。
人差し指をもっと動くようにしたいし、
その他の指も動かないかなと思っています。


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