第242回
常勝フェラーリのジャン・トッドさん
モータースポーツも実際の戦いは脳と脳の戦いです。
ですからどういう人がトップに起つかで決まる
と言ってもいいでしょう。
勝つ為にはテクノロジーだけでなく、
人を選ぶ目を持つ必要があります。
試合に必要なものは何でもその目で探し求めるでしょう。
この人の脳がまたすばらしいのです。
第3の目と言われる視床が全く正常です。
ですから直観がするどく、また大脳皮質の働きも非常にいいし、
それがバランスよく働くのです。
あまり物事にとらわれる事なく、公平に判断します。
その目がいいのですから、
いいものはいいダメなものはダメというはずです。
そして、情に流されない面も持っています。
人によっては非情だと言う人もいるかもしれませんが、
そうではないはずです。
評価が的を射ている為に納得のいく人はよ〜くわかるはずです。
脳の側坐核も全く正常ですから、極めて理路整然としていて、
神を敬遠するというか、畏敬するというか。
扁桃体も正常なので、勝ち負けに関係なく、
イライラしたり、かんしゃくをおこしたり、
おちこんだり、大騒ぎしたりということがなく、
勝った時はうれしいだろうし、負けた時はくやしい。
でも、常に次があるので、その次の対策を考えていると思います。
脳の血糖値も6200mgも反応し、
アセチルコリンも45mgも反応します。
以前のコラムを読んでいると
如何にこの人の脳の働きがいいかおわかりだと思います。
まず、トップを選ぶ時は、人格がよくて、その次が実績です。
仕事がいくらできても人格に問題があると
脳に問題があるので、もろいのです。
トッドさんの弱点は心臓血管系です。
ですから年齢とともに脳にもダメージが起きてくる時がきます。
その時が次のチームが躍り出る時でしょう。
ジャン・トッドさんも伯楽ですが、
この人をトップに据えた人も伯楽です。
名馬はあちこちいるけど、
なかなか伯楽がいないというのはどこの世界でも共通です。
もし私がトッドさんの主治医だったら、
心血管系に効果的な漢方薬を処方するでしょうね。
それはあるのです。
これは将来の心血管系の問題をかなり解決する薬です。
今年のフェラーリになにか問題が起っているのでしょうか。
ということは、トッドさんに問題が起っていることになります。
最近の写真を見てないのでなんとも言えないのですが。
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