第213回
舌の裏を鏡で見たことありますか?
舌の裏を鏡で見ることはあまりないでしょうね。
Oリングテストの創始者の大村恵昭先生に教えられたことですが、
舌の裏は脳の循環状態をよく反映しているというのです。
血管が浮き出ていてはっきり見える時はいいのですが、
血管があまりはっきりしないとか、少なくなっている時、
または、血管に結節状のものがある時は、
脳動脈などに異常が起っていることになるそうです。
そういわれて、患者さんの舌を観察すると、
年とともに舌の血管の状態が変化しているのがよくわかります。
ボケの人の舌の血管はあまりはっきりしなくなっています。
右と左で血管の状態が違う時があります。
はっきりしない方の脳の血流が悪くなっているのです。
どうですか。
自分の症状と一致してませんか。
いつも調子の悪い方の脳、右か左か、
悪い方の舌の血流も悪くなっているはずです。
たまたま、脳ドックで脳の血管に異常を指摘された人は
よく舌の左右を見比べて見てください。
異常を指摘された方の脳の側の舌の血管にも変化があるはずです。
たとえば、長年右半身に強く電磁波を浴びている人は、
右側の脳の血管に異常を来していますので、
右側の舌の裏の血管も細くなっていて、
左に較べてはっきりしていなくなっているはずです。
長年右側に電磁波を浴びている人は、
右半身の症状が主にでるはずですから、
電磁波を浴びているということを知らなくても
だいたい見当がつくはずです。
こういう脳血流の異常に効果的な漢方薬があるのです。
人により漢方薬はもちろん違います。
舌の表面は歯磨きの時に舌苔を掃除する人もいるので、
観察する人もいるでしょう。
でも、舌の裏を見る人はあまりいないと思います。
そしてそれがどんな意味を持っているかなんて
知っている人はほとんどいないと思います。
舌の表面もそれぞれの臓器の異常を表現しているのです。
五臓六腑の異常は、みな舌に現れる
と大村先生はおっしゃってます。
亀裂やむくみ、凹み、黒い苔、赤く炎症があるような状態とか、
色々あります。
舌の異常を表している場所で
どこの臓器に異常があるか推測できるのです。
凹みは要注意です。
舌も病気の早期発見の手がかりになるのです。
下津浦内科のホームページを見て、
Oリングテスト友の会に入り、舌の図の購入をして、
健康管理の参考にしたらどうでしょうか。
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