医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第137回
患者さんの言うことは、正しいのです

ある患者さんを治療していて、
三種類の薬を処方しました。
その次に来た時に、
今度は、残っている症状を良くしようと
一つだけ処方を変えたのです。

その次に来院した時に、
目的の症状は軽くなったのですが、
どうも今度の薬は服用すると頭痛がするというのです。
それも寝ていて頭痛する、
起きてしまうと頭痛はしないというのです。
確かに薬はOリングテストをして
確実に効果があるものだけを処方しているのですが、
もう一種類変えた薬がどうもどこかに合っていないようです。

調べてみると、
確かに治療しようとする部位には効果があるのですが、
副腎の髄質の前癌状態の反応には、
逆効果になっているのです。
そのため薬を服用することで
血圧が上がっている可能性があるのです。
この人はもともと低血圧の人ですから、
脳の血圧は座位や起立している時は低い傾向があるのです。
しかし、寝ている時は正常の範囲ですから、
薬を服用して寝ている時は脳の血圧も高い状態があり、
その為頭痛がする。
座位になると脳の血圧が低くなる為
薬を服用していても、頭痛がしなくなると思われます。

そこで、副腎髄質に合わない薬は服用を止めてもらいました。
患者さんの言うことは、ちょっとおかしいと思わないで、
Oリングテストして調べてみると、
実に的を得た表現をしていることが多いのです。

その後、血圧の高い人を調べてみると、
確かに副腎の髄質に前癌状態の反応する人が多いのです。
今までは高血圧の治療は苦手でしたが、
副腎の髄質の前癌状態の治療をすることによって、
血圧は安定してくるのです。
漢方薬を服用すると、血圧が高くなる人がいますが、
甘草の副作用でそうなる人もいますが、
それよりも、他の臓器の異常を治療するために、
そこだけにOリングテストして合せると、
効果が期待できる薬であっても、
副腎髄質に合わない時は血圧が上がるようです。
それ以後は必ず副腎の皮質、髄質にも
投与する漢方薬を合せるようにしています。

ついでに副腎髄質に前癌状態の反応のある人の
副腎髄質に塩を合せると、全く逆効果になるのです。
ということは、塩は血圧を上げる作用をする。
副腎髄質が正常の人では塩はこういうことはないのです。
スポーツの選手には、
副腎髄質に前癌状態の反応する人が
非常に多い傾向があります。


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