第58回
痛風で左足の拇指が痛いのです
48歳の人ですが、
二日前よりいつもの痛風の発作がでて
痛みが激しいと初めて来院しました。
調べてみると、全身に強く電磁波を浴びていましたが、
特に左側が強く電磁波を浴びていて、
その為左側に発作が来たようです。
その他の人でも強く電磁波を浴びている方に痛みがくるのです。
もちろん両方強く浴びていると両方に来ます。
痛風の場合は尿酸が高いと発作がきて、
痛いと思っている人が多いと思います。
でも治療して短期間に治ってしまうのを見ていると
ただ尿酸だけではないようで、
もっと大事なのは、局所の抵抗力が落ちていることのようです。
抵抗力が落ちていて、細菌やウイルスの感染があり
そのために痛みがくるようです。
この人は、痛みの部位に化膿連鎖球菌、ぶどう球菌、
ヘルペスウイルスなどの反応がありました。
先ずは、寝室を片付けること。
そうしないと、痛みのある部位の交感神経と副交感神経の働きの
アンバランスが調整されにくいこと、
免疫細胞がうまく働いて短期間に治らない事を話しました。
ヘルペスウイルスには当帰四逆加呉茱萸生姜湯を投与し、
化膿連鎖球菌、ぶどう球菌には桂枝芍薬知母湯を投与し、
破傷風の細菌には柴胡桂枝湯を投与しました。
それと痛みの部位の血流障害もあり、
薬がうまく局所に届かない可能性があったので、
血流障害を引き起こしている
下着や上着などのタグ、洗濯表示を切取って、
血流障害が改善することを確かめました。
本人にも着替える時は
必ずタグ、洗濯表示は切取るように言いました。
三日後に来て、痛みはほとんど良くなったということです。
もちろん電磁波を浴びていませんでした。
寝室を片付けたということです。
痛風の場合も細菌やウイルスに感染する機会を
できるだけ減らす工夫をすることが大切です。
温泉やプールはどんなにキレイそうに見えても問題があります。
何をしてもなんともない無症状の人はいるのですが、
無症状の人でも後から症状がでる人もいますし、
そのへんの所はよ〜く考えて行動することです。
抵抗力が強い人はいっぱいいるので、
そういう人を問題にしているのではなく、
病気を抱えている人のことを言っているのです。
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