第88回
急速に発展する華北地域
超多忙で1日も休みがない日々が2ヶ月以上続いており、
コラムも度々休稿することが多く、大変申し訳ありません。
今週も、水-金と北京、上海に出張。
土-水がハノイ、ホーチミンに出張と
原稿を書く暇もない状況に陥っています。
北京・上海の出張で、
何人かの人と不動産マーケットについて意見交換をしたのですが、
私も含め全ての人が、華北地域の急発展、
特に北京の最近の変貌には
目を見張るものがあるという点で意見が一致しました。
つい最近までは、北京といえば、
首都であるにもかかわらず変化の少ない、
うらびれた大都市という印象でした。
しかしこの1年、街がきれいになり、路も整備され、
最新のビルが立ち並び、
センスのいい高級レストラン、ブティックが次々に開店し、
人々の服のセンスもよくなり、
その急速な変化には目を見張るものがあります。
点で行われてきた開発が広がり、
点から面への繋がりが生まれつつあるというのが、
大きな変化でしょう。
天津もつい最近までは、北京以上にうらびれた田舎都市でしたが、
第11次5カ年計画の重点都市となってからの急速な開発と発展は、
尋常ではありません。
日本の不動産会社も、以前は上海一辺倒だったのが、
現在は北京・天津・青島・大連といった
華北地区の大都市に注目を始めているのが、
中国不動産投資コンサルティング事業を行っていると、
肌で感じます。
既に上海を抜いて、
北京不動産が中国で一番値段が高くなっていることからも、
注目度が判るというものです。
華北地方への注目。
これが、東北地域へも波及していくかどうか
注目する必要があるかもしれません。
|