第86回
中国不動産で一番高い都市はどこ?
中国の不動産で、上海が一番高かったのは、既に過去のこと。
去年不動産価格が22%近く上昇した北京の不動産が
実は今中国で一番高い地区になってしまいました。
中国不動産価格地域別ランキング(人民元/平米)
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06年平均価格 |
05年平均価格 |
上昇率 |
全国平均 |
3382.87 |
3167.65 |
6.79% |
1)北京 |
8279.64 |
6788.11 |
21.97% |
2)上海 |
7196.07 |
6841.94 |
5.18% |
3)広東 |
4877.41 |
4442.83 |
9.78% |
4)浙江 |
4802.15 |
4280.05 |
12.20% |
5)天津 |
4773.76 |
4054.96 |
17.73% |
6)福建 |
3994.16 |
3161.77 |
26.33% |
7)海南 |
3632.17 |
2923.02 |
24.26% |
8)江蘇 |
3588.69 |
3358.78 |
6.85% |
9)遼寧 |
3073.42 |
2797.43 |
9.87% |
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広大な中国。
不動産価格も実は地区によってかなり上昇率が違っています。
上海の不動産は、2000年から5年間急上昇しすぎた事から
調整が入った状況が続いています。
特に、郊外の物件は調整がかなり深刻で、
この状況がしばらく続くかもしれません。
北京不動産は、
上海不動産が高騰を続けていた時期、横ばい状況でしたが、
2005年以降急騰を始め、現在まで続いています。
やはり、2008年北京オリンピックの恩恵を
大きく受けていると言えるでしょう。
2004年アテネオリンピックが開催される前から、
次は北京なので、
不動産に投資するなら北京だと言い続けてきました。
オリンピックが開催される都市の不動産は、
ほとんど例外なく、高騰することは歴史が示している通りです。
北京もオリンピックに向け、
街が恐ろしいほどのスピードで整備されています。
私も数ヶ月間を空けて北京に行くと、
街がどんどんきれいになっていることに驚かされます。
特に街の中心地の物件の不動産価格は、
東京の一等地の物件と変わらない
坪300−400万円の物件も多数出てきています。
2004−5年に中国不動産に投資した投資家の方は、
物件価格上昇・人民元切り上げ・円安のトリプルメリットを受けて、
不動産を売却する人も増えてきています。
実はこのトリプルメリットは、私が予言してきたことで、
それを参考にして投資に成功された方から
感謝のお言葉をいただくことが多くなってきて、
うれしく思っています。
不動産投資は、株と違って短期間で高騰暴落することはありません。
不動産価格の大きな波を読むことが大事だと思っています。
今後お勧めの投資国としては、今がベトナム。
ベトナムの次は、フィリピン・カザフスタンと考えて
いろいろ調査をしているとことです。
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