第278回
急落
この数日急落している銘柄で
目についたものがありました。
「振華港口機械 上海B 900947」と
「棟華石油 H株GEM市場 8251」です。
振華港口機械は無償増資、株式配当後、
高値1.333米ドルをつけた後、
ずるずると下がってきました。
原因のひとつが中間決算が
思った以上に伸びていなかったことが
挙げられると思います。
中間決算では33%の増益でしたが、
ここ数年の決算発表では
50%以上の伸びを示していただけに
若干失望が入ったのかも知れません。
また、その後の株価の動きがあまり良くなく、
上値を抑えられる動きをしていたことも
ずるずると下がった原因でしょう。
そして、ここにきて
振華港口機械の工場で爆発事故が発生したようです。
事故自体はそれほど大きな事故ではないようですが、
売るための口実になったようです。
そのため昨日は安値0.857米ドルをつけました。
しかし、終わってみれば一昨日の終値
0.902米ドルを上回る
0.937米ドルで取引が終了しました。
増資後の高値をつけた後、
ずるずる下がっていましたが、
今回の急落が
下げ止まりのきっかけになるのではないかと
期待しています。
一方、棟華石油も
この2、3日急落していました。
同社は今年10割の無償増資を行っていましたが、
中国当局からの認可が下りないこともあり、
子株が売却できませんでした。
しかし、この子株が売却できるようになったために
大量の売り注文が殺到したようです。
今年の中ごろに
突然の第3者割当増資を実施したこともあり、
経営者に対する不信感が拭えないのかもしれません。
株価は時には人気投票になってしまいますが、
どれだけ稼げるか成長するかの実力も
株価を形成する大きな要因です。
業績がしっかりしていると思えば、
今回の急落は買いのチャンスですし、
私も今回はチャンスだと思います。
それでは前回の答えは、
どんなにすばらしい馬(人)でも
年をとってしまえば、
並みの馬(人)に劣ってしまう、
という意味です。
古の偉大な指導者、
多くは専制君主ですが、
名君と呼ばれる人も年をとり
晩年には様々な問題を引き起こしています。
どんなに優れた物や人でも
部品の交換や世代交代は
必ず必要だということです。
それでは今回の宿題は、
三国志:
喜怒を色に形さず
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