中国株投資のプロによる長期見通し、IPO情報-ドラゴンの眼で見よ-杉 新悟

上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第270回
目標は何か

今、中国は猛烈な勢いで発展を続けています。
上半期のGDP成長率は10.9%。
金融引き締めなど
様々なペースダウンの政策をとっているにもかかわらず、
ものすごい勢いで成長しています。

この強烈過ぎる経済成長を鈍らせるためのポイントを
温家宝首相が発表しています。

第1に農業の発展と農民の収入増加。

第2に固定資産投資の過剰な投資を抑制する。

第3に不動産市場の調整を強化する。

第4にエネルギーや資源などの節約と環境保護。

第5に消費の拡大。

第6に構造調整。

第7に改革を推し進める。

第8に対外開放

第9に社会保障など国民の利益に関する問題解決。

などを挙げていました。

この中で株に直接関係がありそうなキーワードは、
農業や不動産、エネルギー、
資源、節約、環境保護、
消費の拡大などがあげられるでしょう。

日本の高度経済成長期
ほとんどの業種が拡大していきましたが、
政府の後押しのあるプロジェクトや業種が
急速に成長したことは、厳然たる事実です。

今後も政府や政府高官らの発言に注意しつつ、
的確な軌道修正を行っていきましょう。

それでは前回の答えは、
生活を支える安定した収入がなければ、
心も安定しない
という意味です。

もともとは、為政者が
国民の生活を安定させなければ、
国民の心が乱れ、国が乱れる
ということを表しています。

どんなときでも
相応の収入が必要だということです。

それでは今回の宿題は、
戦国策:
誠に士を致さんと欲せば、
先ず隗より始めよ

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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