中国株投資のプロによる長期見通し、IPO情報-ドラゴンの眼で見よ-杉 新悟

上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第268回
お盆休み

来週から夏休みを取られる方が多いと思います。
しかし、証券市場はお盆休みも無く
いつも通りに市場は開き、いつも通り動いていきます。

しかし、当然人間が関与し、動いていく市場ですから、
売買参加者は減り、
乱高下する可能性が出てきます。
この点には注意が必要です。

さて、先日から香港市場の
「上海電気 H株 2727」が売買停止になっています。

同社の親会社の取締役と副会長が
資金横領と収賄の疑いで
取調べを受けているためです。

同社は事件と関係なく、
業務も正常に行われているとコメントしていますが、
同社へのイメージダウンは避けられないでしょう。

中国では横領やワイロなどが多いと言われています。
これはまだまだ中国社会が未熟な社会であり、
目先の利益に惑わされる
心の弱い人がいることを示しています。

コンプライアンスを遵守させるためには、
法令を守ったほうが良いということをしっかり認識させ、
法令を破ったときには、厳罰が待っている
ということを認識させる必要があります。

様々な手法がありますが、
海外の企業と提携し、
コンプライアンスに厳しい、
外資の目を取り入れることも選択肢の一つです。

探せばまだまだ出てきそうな気がしてしまいますが、
経済成長と共に
コンプライアンスについても成長を期待しましょう。

前回の答えは、
泰山とは中国を代表する名山です。
この泰山は小さな土を見捨てないから
それだけ大きく雄大な山になったという意味です。
人を活用する時は好きな人だけを選ぶのではなく、
嫌いな人も使いこなさなければなりません。
どんな人でも使いこなさなければ、大きな人間にはなれないのです。

それでは今回は、
論語:
飽食終日、心用うる所なきは、難きかな

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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