中国株投資のプロによる長期見通し、IPO情報-ドラゴンの眼で見よ-杉 新悟

上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第253回
保険業界の更なる改革

先日、国務院は
保険業界の改革に関する意見書を出しました。

この意見書によると、
損害保険、生命保険、保険仲介業、
再保険などの分野を拡大して、
保険業界の更なる進歩を目指します。

また、株式市場などへの投資を積極的に奨励するなど、
保険資金運用の効率化を図ります。

そして、保険会社による
銀行への資本参加や海外市場への投資、
不動産、ベンチャーキャピタルへの投資も
積極的に推進するようです。

この意見書の狙いは
中国当局からの後押しにより、
保険会社の収益強化などを推進するためだと思われます。

対外開放により
海外の保険会社が参入してきますが、
まだまだそれらと対等に渡り合えるほどの力はありません。

そこで収益を強化し、
まだまだ拡大余地の大きい中国の保険市場を
中国の保険会社の手によって成熟させる狙いのようです。

今後まだまだ業績の拡大余地のある
保険会社には注目です。

では前回の答えは、
耐え忍ぶことと感情を爆発させることは、
福を招くか禍を呼び寄せるかの分かれ目だ、
という意味です。

感情を表面に出すことは悪いことではありませんが、
何も考えずに感情を爆発させると、
禍を招く方が多いようです。

では今回の宿題は
荘子:
我を馬と呼ばば、
これを馬と請わん

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

←前回記事へ 2006年6月28日(水) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ