上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第226回
チャンス到来

先日ある業界にとって
重要な条例が公布されました。
「自動車交通事故責任強制保険条例」です。

これは7月1日から
中国の公道を走る車は
この保険に入らなければならないというものです。
日本では「自動車損害賠償責任保険」
通称「自賠責」のようなものです。

日本の自賠責は
民間の損保会社が元受会社となっています。
損保会社の自動車に関する
保険料収入は思った以上に高く、
日本でも約60%ぐらいと言われています。

実際に中国でも
損保会社の自動車に関する
保険料収入は
非常に大きいものがあります。

強制保険の保険料自体は
それほど高くないでしょうが、
損保会社にとっては
大きなビジネスチャンスとなります。

その影響もあってか、
ずっと低迷していた
「人民財産保険  H株 2328」の
株価が急騰しました。

強制保険の対象となる車は
数千万台以上とも言われています。
また、乗用車の販売台数が
今年で日本を抜き
第2位になる可能性も出てきました。

銀行、生命保険と金融関連銘柄が
順番に上昇していましたが、
次に損保が動いてくるかもしれません。

さて前回の宿題(?)の答えには
色々な解釈がありますが、
直訳では有能な為政者は
国に利益を与えるのではなく、
国民に利益を与えるという意味です。

そうすれば自ずと国に利益がもたらされ、
国民の支持を得られるということです。

今は為政者の部分を
社長やリーダーに置き換えてみると
良いのではないでしょうか。

さて今回は

老子:
上善は水の如し

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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