上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第223回
特別税

先日、石油会社にとって大きなニュースが出ました。

現在、国際石油価格が高止まりのため、
石油会社は大きな利益を上げていましたが、
この巨額の利益に対して
特別税がかけられるようです。

原油価格の高騰によって
得た利益は企業努力で得た利益ではなく、
儲けすぎだという批判は以前からありました。
そのため何らかの措置が取られるのではないかと
言われていました。

そして今回、
国際原油価格が40米ドル以上の場合、
40米ドルを超える部分に対して税金をかける
という特別税が設けられるようです。

原油高が続いている状況下で
特別税は、石油会社にとって
避けて通れない道でした。

この税金を徴収されるとなると、
やはり石油会社の利益は減少します。
昨日もこの影響で
石油関連株が下落していました。

しかし、「ペトロチャイナ」は
1兆9000億円ほどの純利益を出し、
「トヨタ自動車」の純利益予想を上回って
アジアナンバーワンになるようです。

石油会社の利益の伸び率は
特別税によって多少減少するでしょうが、
原油の需要は伸びており
また、国際情勢も
今は原油価格の下落に向かう情勢ではないでしょう。

したがって、
一時的な株価の下落はあるでしょうが、
将来を見渡せば、
まだまだ石油関連株は強いのではないかと思います。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

←前回記事へ 2006年3月29日(水) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ