上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第192回
復調の兆し

香港市場は昨日、
急ピッチの上昇のため
利益の確定が出ましたが、
本土市場は後場から値を上げ、
続伸して終わりました。

今年に入ってから、
様々な銘柄、業種が
急上昇していますが、
皆様の中で気になる業種が
いくつかあると思います。

その中で、
自動車業の上昇が目立っています。
特に「アビチャイナ H株 2357」や
「重慶長安汽車 シンセン 200625」
などに代表される、
小型自動車を生産、販売している銘柄が
買われています。

これは日本の新聞にも
掲載されていましたが、
今まで省や政府直轄市に
渋滞緩和の名目で、
小型車の乗り入れが、
規制されていた地域がありました。
しかし、この規制を3月までに
原則廃止にするように、
通達が出されました。

主な狙いは、エネルギー消費や
排ガスが少ない小型車の普及を
促進させることによって、
エネルギー消費を抑え、
環境に配慮しようとしているようです。

この規制廃止により、
中国国内での自動車販売戦略が多少変わり、
今まで以上に小型車、低燃費車への比重が
高まると予想されています。

また、昨年の米国での
日本勢の新車販売台数が
過去最高のシェアになっていました。
特に低燃費である小型車の販売が
好調だったようです。
原油高の影響もあるようですが、
世界的にも低燃費車の需要は
まだまだ多いようです。

中国の自動車産業は、
激しい競争続いていますが、
生き残り、大きく成長するであろう企業は、
皆様の頭の中に
浮かんできているのではないでしょうか。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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