上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第187回
来年へ向けて

前回、来年は重要な年になると
お伝えしましたが、
その具体的な内容を
少しお伝えさせて
いただきたいと思います。

まず、数年前から
まだか、まだかと言われ続けていた
「QDII(キューディーアイアイ)」ですが、
「華安基金管理公司」が来年の第1四半期にも
QDIIのモデルケースとして
国内初の投資資格を取得するようです。

これは皆様もご承知の通り、
QDIIの実験でしょう。
今年の元の切り上げのように
市場の反応を見て修正をして、
次の手を打ってくることでしょう。

また、「全国社会保障基金」も
来年の上半期の開始で
ほぼ問題ないと発言しています。
当初の投資金額は
8億〜10億米ドルといわれ、
段階的に拡大していくようです。

海外市場への参入は
まず身近な香港に
投資することは不思議ではなく
また、国内の株と比べて
割安な銘柄も数多く、
非常に魅力的です。

そして、私見ですが、
香港の中国化を促す狙いも
あるのではないでしょうか。

香港が中国に返還されて
数年が経ちますが、
未だに香港は「海外」です。
中国もこのまま「海外」に
しておくわけにはいきません。

そこで、資本側から
少しずつ中国化を促して
もっと、香港と中国を身近にし、
さらなる発展を
目指しているのだと思います。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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