上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第123回
どこに行こうとしているのか

最近の中国株市場は
いまいち、パッとしません。
中国本土市場は、
数年来の安値をつけ下落しており、
中国当局がいくつかの
株価てこ入れ政策を出しても、
一時的にあげるだけで
その後が続かない状況が続いています。

また、香港市場は
高値の水準で動いていますが、
H株指数なら
「ペトロチャイナ」などの
一部の銘柄が指数を引っ張っており、
全面高という雰囲気ではありません。

これは中国本土市場の
非流通株問題により、
潜在的な需給悪化懸念が残っていること、
原油高や一部の不動産市況の高騰などによる
中国経済の成長の鈍化などを
懸念されていること
そして、中国の株式市場が未成熟なため、
信頼感に欠けるところがあることなどが
挙げられます。

それでは中国株は
このまま過日の勢いを失い、
ダメになってしまうのか。
私はそのようなことにはならないと思います。
それはなぜか。

第一に、中国当局および首脳が、
株式市場を重要視していること、
二番目には、特に中国本土株市場が
まだまだ未成熟の市場であり、
改革および発展の余地が
多く残されていることなどがあります。

現在の混迷しているときに
組織のトップが何を考え、
どのようにしたいのか、
このようなことを表明しているか
していないのかでは、
その後の状況が大きく変わります。
その点中国は明確に打ち出しています。

また市場が未成熟であり
発展段階ということは、
我々にとって、
大きなチャンスであるということです。
株は安いときに買う。
これは株式投資の基本でありますが、
なかなか実践できている人は
いないと思います。
そのチャンスが今、
巡ってきているのです。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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