第82回
スマトラ沖地震

イースター休暇４連休明けの昨日、
香港市場は４日続落となりました。
（ハンセン指数）
昨日未明のスマトラ沖地震の影響もあり、
東南アジア市場
（香港、シンガポール、マレーシア、
　インドネシア、タイなど）は
軒並み下落しています。

特に香港市場は、
米国の利上げペース加速の思惑が
強まったことなどが要因で下落しています。

H株指数も３５．１８ポイント安の、
４７６５．２２ポイント
（―０．７３％）で終えました。
中国株は調整局面のように思えますが、
現在、決算発表の真っ最中で、
投資家心理としては
決算が出揃うまで模様眺めのスタンスが
強いからだと判断されます。

【デンウェイと浙江高速】

第８１回でデンウェイをご紹介しましたが、
昨日「浙江高速道路 （H株 0576）」が
決算を発表しています。
同社の２００４年本決算は、
売上高が前年比２６．７％増の
３１億３２００万元、
純利益は前年比２１．５％増の
１２億２６００万元に達しました。
また、１株あたり０．１５元の
期末配当案も提案しています。
増収増益でしたが、
株価は５．４香港ドル
（―０．０５香港ドル）と
小幅ながら下落しています。

私は今、自動車のデンウェイや
第７８回でご紹介した、
道路株も買いをおすすめしています。
低迷したままリバウンドしていない銘柄や、
やや人気薄で動意付いていない銘柄などです。

中国の高速道路は２０２０年ごろまで、
気の遠くなるような計画を立案しています。
「７９１８」プロジェクトと呼ばれる、
約８．５万キロメートルの高速道路計画を
次回ご紹介させていただきます。