上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第77回
アジア No.1
中国石油(ペトロチャイナ)H株 0857

同社は中国の代表的な企業ですが、
2003年、SERS騒動の時に
ウォーレン・バフェット氏が同社株に
大量の買いを入れたことで
更に有名になりました。

同社の2004年通期決算が16日、
大引け後に発表されました。

売上高 3,886億元(約5兆円)
純利益1,029億元(約1兆3300億円)
これは、前年比それぞれ27.9%増、
47.9%増という好決算です。

【純利益でトヨタやHSBCを抜く】

私が注目したのは、同社の純利益
1兆3300億円ということです。
これはトヨタやHSBCよりも
稼いでいるということになります。

アジアで No.1といわれる
トヨタやHSBCの純利益はそれぞれ、
約1兆2700億円(予想)、
約1兆2200億円(予想)ですから、
それを抜いて今のところ
アジア No,1は中国企業の
ペトロチャイナが躍り出たわけです。

原油高という
フォローの環境下にあったとはいえ、
同社の実力を内外に見せつけた格好です。

株価も今月、上場来高値を更新
(5.1香港ドル)しています。
(3/17終値は 4.925香港ドル)

私は同社の株価は最低5ドル台でも
おかしくないと判断しています。
現在、PERは8.3倍、
通期配当利回りは5.02%です。

H株の平均PERは約13.8倍です。
ペトロチャイナがもし、
PER13倍まで買われたとすると、
株価は約7.6香港ドルになります。

(参考)ちなみに、トヨタ、HSBC、
ペトロチャイナの時価総額比較です。(3/17)

トヨタ  約14兆4400億円
HSBC   約18兆3000億円
ペトロチャイナ  約11兆3100億円

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
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個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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