「骨董ハンター南方見聞録」の島津法樹さんの
道楽と趣味をかねた骨董蒐集の手のうち
第173回
資金がないから骨董はシビアに買い付けた。 安く買うためと、交渉の楽しみを味わうため すべて現地(海外)で買った。 たとえば三島の小皿など当時一枚500〜1000円 (現在に換算して5000円から1万円)くらいだった。 そんな小皿が釜山の骨董屋の店先に10枚20枚と積んであった。 韓国でも近代化直前のことなので、 あちこち工事で古陶磁が掘り出されていたのだろう。 傷のないもの、釉薬のきれいなもの、 長興庫、内膳などと押印している珍しいものをより分け 5、6枚積み上げた。 一番上に出来るだけコンディションの悪いものを一枚乗せ、 「この山幾ら?」と交渉した。 値段が決まると上一枚はずして値引きしてもらい、 買い付けるようなシビアな交渉をやった。 「アイゴー!大阪人ね」と何度もいやみを言われた。 当時韓国は食糧事情も悪く、 骨董をやっているといろいろな人と接するチャンスが生まれ、 骨董収集を7、8年ほどもやっていると |
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