| 第184回2回目の全集、Qブックス25巻の刊行がはじまりました
 昭和57年3月から邱さんの二回目の全集が日本経済新聞社から逐次刊行されることになりました。
 前回の全集は10巻で2冊程度の本が
 一巻としてまとめられていましたが、
 二回目の全集では1冊が一巻という勘定で、全体が25巻です。
 この全集で発行された25巻の本を記載します。
 1『固定観念を脱する法』/2『食は広州に在り』3『私の金儲け自伝』/4『象牙の箸』/5『東洋の思想家たち』
 6『サムライ日本』/7『邱永漢のゼイキン報告』
 8『社長学入門』/9『新・借金学入門』
 10『節税の実際(最新版)』/
 11『日本で最もユニークな経営者小林三伝』
 12『再建屋の元祖 新説二宮尊徳』
 13『人生後半のための経済設計』/14『漢方の話食前食後』
 15『人の集まる所に金が集まる』/16『成功の法則』
 17『妻の財産づくり』/18『女の商売成功の秘訣』
 19『銀行とつきあう法』/20『国際感覚をみがく法』
 21『もうけ話』/22『悪い世の中に生きる知恵』
 23『金とヒマの研究』/24『子育てはお金の教育から』
 25『変化こそチャンス』
 最初のトップバッターをつとめた『固定観念を脱する法』が出版されたのが昭和57年、
 最後のトリをつとめた『変化こそチャンス』が刊行されたのが
 昭和61年11月と、5年の年月をかけて全冊が刊行されました。
 ここに収められた作品のうち、
 1『固定観念を脱する法』と
 15『人の集まる所に金が集まる』は
 このシリーズとして新たに登場した本です。
 そして24『子育てはお金の教育から』は
 このシリーズ期間中に別の出版社から出版され、
 そののちにこのシリーズの一冊としても出版されたものです。
 また以前に出版された著作についても
 『ゼイキン報告』が7『邱永漢のゼイキン報告』へ
 『借金学入門』が9『新・借金学入門』へ
 『財界の鉱脈』が11『日本で最もユニークな経営者小林三伝』へ
 『新説・二宮尊徳』が12『再建屋の元祖 新説二宮尊徳』へ
 『新お金の値打ち』が13『人生後半のための経済設計』へ
 『食前食後―漢方の話』が14巻の『漢方の話食前食後』へ
 そして『海外投資の実際』が20『国際感覚をみがく法』へと
 元の本のタイトルが変わり、また一部の著作では
 新たな記述が加わえられました。
 さて、このQブックス25巻の発刊には通常、全集が発刊されるときに行われるような
 大々的なPRはなかったように記憶しています。
 刊行された本を見ると、Qブックスと表示されているので
 いま邱さんの本がシリーズ形式で出版されているだなと
 読者が感じるといった具合の出版でした。
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