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53.僕も少しは成長した?のかもしれない
中国の黄砂。
風に運ばれ日本にたくさん飛んでいってますか?
急にこの3月からくしゃみが多くなっていませんか?
いやいや、皆様、この黄砂。
確かに元を正せば中国から来ているものですので、
まさに飛んだ迷惑だ!とお思いの方へ御報告です。
この広い中国で発生した黄砂は、
確実に北京も被害街の一つでもある事をお知りおきくださいね。

実際、私が来た当初の1年目に始めて目の当たりにした
北京の黄砂にはびっくりしたものです。
朝目覚めて、いやぁー今日もいい天気だ!今日も頑張るぞ!!!
としゃかりき張り切って、外の景色を見たら、
雪化粧ならぬ砂化粧ですよ。。。
白いか、黄色かの違いには間違いありませんが
昨日の夕方まで、純真無銀だった銀色のボンネットのベンツが
翌朝みたら見事に黄砂でカラーリングされてるわけですからね(笑)
何が起ったんだ??と不思議がっても可笑しくない状況です。
何度も書かせて頂いておりますが、
私のコラムはのっけから脱線する事、
そして、突然本題に移る事、御了承下さい。。。

という事で、今日のタイトルですが、
「僕が少し成長したかもしれない事」
についてすこーしづつ、お話させて頂きます。

本来、任されているレストラン以外の事、つまり北京の街や
北京の文化、北京の今、等などを書いていきたい
と勝手に思っているのですが、少しは自分を振り返る為にも
レストランの事を書いてみようと思い立ち、
これからは少しずつ本コラムにレストラン(イタリアン・中華)や
カフェでの出来事を掲載させて頂きます。

というのも、今までは経験不足から来る、自分の未熟さ故に
明らかにこれは、自分のミスだ。
と感ずる事が多かった為
掲載するに至らなかったというだけの話でも有るのですが。。。
(苦笑する所ですよ!)
そんな失敗談も含めてお話へと移りたいと思います。

お店を任され、早いもので3年もの時間が経過しました。
時には邱先生から
「君、そんな事ではお客さんは来ないよっ!」
お客様から「なんか、来づらい雰囲気だよねぇ」
そして荒木さんから
「ホントに情熱があれば、何だって出来るはずだぞ?」
と大先輩から叱咤激励を受けながら、
何とか日々の業務をこなさなければ!と頑張っております。

そして、この3年間で
本当に沢山の中国人と出会いや別れを繰り返し、
ようやく自分にとっても相手にとっても
少しは居心地のいい職場環境を
作ってあげる事が出来るようになりましたので、
少しづつ紐解いていきます。

先ず、今回は私が一番最初に直面した自意識過剰と
現実とギャップの世界です。
私が配属された北京陶朱餐飲有限公司には
今でも変わりありませんが、
イタリアンの「素封」と中華の「陶朱公館」がありました。

その中でもイタリアンのフロントサービス員
という状態で配属されましたので、
勿論私には、荒木さん以外に上司が存在した訳です。
その女上司がテーマです。

次回、この女上司への葛藤と題してお送りします。


2009年3月25日(水)

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