気づけば、いつの間にか40回目となりました。
みなさんへ、すこしでも、そうほんの少しでもここ北京、
そして中国の雰囲気が
少しでも伝わるよう書いているこのコラムです。

ようやく、中国における
オリンピック・パラリンピックも終わりました。
が、オリンピックが中国に残した課題も本当に沢山ありました。
「人権問題」　「チベット問題」　「報道の規制問題」
「テロ問題」　「飲食類の問題」　「表面上での対応問題」

これらはこのオリンピックで明るみにでた様々な問題点です。
この問題点を今後の中国がどのように対応・改善していくかが
今後の中国において、きわめて重要な時期に入ってきています。

ポジティブに考えれば、これだけの問題が分かっているのだから
一つ一つ真剣に改善していけば
必ずいい国へと向かって前進できるはずです。

オリンピックが終って、日本の報道などでは
「これで、中国は下降の一途を辿る。。」
的な発言も多く見られますが
どうか、そういった下馬評を覆す
Ｖ字回復で世の中を驚かせる国へと成長を期待したいですね。

私がここ中国・北京にいなければ、私の考えも本当の所言うと
「えー。中国ってどうなのー？」
とついつい口走ってしまいそうですが
まだまだ、中国には少なくとも
「来年の建国60周年記念行事」と
「再来年の上海万博」
の２大ビックイベントが待っていますので、
まだまだ、世界中が中国へ目を向けるチャンスがあるのです。

この２年間で上に書いた問題点をしっかりと克服する事ができれば
改まった中国の見かたが出てきますよね。

私は、好きで中国へ来ておりますので、
この上にあげた問題だけでも
しっかりと改善して頂き、
本当の中国が出来上がっていくのを心から願う者の一人です。

今の所、蓋を閉めた状態から沢山の問題が溢れ出ていて、
開けるに開けられない状況ですが、
この蓋（面子や見栄を捨て）１度思い切って蓋を開けて、
抜本的な改善対策をすればいいのになぁとつくづく思います。