邱先生と最後にお会いしたのは4月16日に行われた上海邱友会でした。
先生に会社の報告をしたのですが、
「そう。」とニッコリとお返事を頂いたのが最後でした。
それからお別れも出来ていないので、
邱先生がどこかにいらっしゃる様な気がしてなりません。
上司としての邱永漢先生はいつも緊張する「怖い」存在でした。
先生には全て見透かれているような気分になり、
無知なことを話したりすると、
邱先生に「君はバカだね!」とお叱りをうけるので、
偉大な先生を煩わせるのも憚れますから
話題を選んで話すのが習慣でした。
邱先生が旅立たれた今、お伝えしたいこと。
やはり感謝の言葉を直接お伝えすることが出来ていたらと思います。
直接話すと「まだ成功もしてないのに、もっと頑張りなさい!」
とお叱りを受けるのが目に見えていますので、
「絶世美人便り」を通じて、
折に触れて邱先生への感謝の言葉を織り交ぜておりましたが、
本当は、将来自分が「ここまで来れた」という時点で
「有難うございました!」と直接お伝えしたかった。
私は2006年のクリスマス直前に邱先生に出会ってから、
幸運にも5年半の歳月を先生の周りで過ごしました。
時にお叱りを受け、時にアドバイスを頂きました。
御歳を忘れるくらいパワフルな邱先生でしたが、
当時82歳でいらした邱先生が88歳までの
最後の活力を私共の指導に注いで頂けたことは本当に幸運でした。
1ヶ月ほどしかお休みにならずに旅立たれた邱先生。
そんな先生にこれ以上望むことは出来ませんが、
ずっとわたし達の成長を見守って頂きたかった。
絶世の活動情報 : www.zessei.com
|