中国の春節休みが終わって初出勤する頃、
いつもなら気候が暖かくて春の訪れを感じるのですが、
今年は1月末から早めに春節が始まった為、
北京の気候はまだまだ寒いです。
また労働集約型の事業をしている会社は、
春節後にスタッフが帰ってくるかどうか、
人材の確保を心配しますが、
今年の北京の人材不足は例年よりもお寒い状況のようです。
北京の報道によると、
「龍」年に生んだ子供は縁起がよいと言うことで、
子供を今年に出産する計画の家庭が大幅に増えるそうです。
従って、保母さんの需要が高くなるのですが、
現在、北京で保母さんを探すことはかなり難しく、
保母さんの売り手市場のため、
五、六千元払わないと働き手が見つからないというのです。
また、清掃員やガードマン、配達員、
レストランのウェイトレスさんなどの人材不足、
賃金の高騰が深刻で、体力のない組織だと潰れてしまいます。
私の知人が経営するレストランの何件かも、
スタッフが帰ってこない間は
日本人のマネージャーが自ら注文取りや皿洗いまでこなし、
休みなしで働いています。
今年の北京の人材不足は、例年よりかなり悪いそうなのですが、
北京の報道では下記の理由を挙げていました。
一、 春節が終わっても気候が寒いため、
田舎に帰った人々は未だゆっくりしている。
二、北京、上海など第1級の都市では、
生活費が先進国並みに高くて、お金が貯まらない。
三、第2級、3級の都市の開発が進み、
生活費の安い都市に労働力が流出している。
わたし達、絶世健美の漢方化粧品、漢方サプリメントの工場は
漢方の産地、吉林省長白山にあり、
北京は人材を確保しやすいデスクワークの販売部門だけなので
人材不足の強い影響を受けていませんが、
間接的には人件費の高騰によるコストアップの影響を
強く受けており、より付加価値の高い仕事を求められています。
北京は人口が2000万人にもなろうという大都市なのに
人材不足というのは不思議な感じがします。
一つには、中国の大学生や新卒大学生はエリート意識が強く、
私が大学生の頃に、飲食店や運送会社、新聞販売店などで
アルバイトしていたというと驚かれます。
こうしたサービス業が盛んになって給料がもっと上がると、
学生の労働力も取り入れることができるのでしょうが、
今のところ、開発が進行中の第2,3級都市のほうに
大きなチャンスが転がっているということだと思います。
絶世の活動情報 : www.zessei.com
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