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202.中国にカリスマ店員上陸

先日は上海を訪れていました。
ちょっとした時間が開いたので、
旧友と全国的に有名なショッピングストリート南京路を歩いていたら、
見慣れたブランドの開店セールが行われていました。
日本で15~30歳の女性に人気のmoussyという、
北京で開催された東京ガールズコレクションにも出店していたブランドです。

このブランド、実は北京にも出店しているのですが、
北京でのマーケティング結果が良かったのか、
上海で非常に有名な南京路に旗艦店をオープンさせ、
以降、第2,3級の都市へも展開するそうです。

同ブランドのことは、先日の新聞にも取り上げられていました。
「欧米ブランドとの違いは、日本的デザインだけでなく、
特徴のある服で、店員が無限の理想を与えてくれる。」と。
「無限の理想を与えてくれる」?
中国語だとよくわからない表現ですが、
たぶん一時流行ったカリスマ店員のことかと思い、
店の中も歩いてみると、なるほど。
クールで隙のない感じの中国人の店員さんがいました。

同ブランドの社長は、
日本人と中国人のファッションに対する見方の違いについて、
日本人女性がブランドの内包する文化に注目するなら、
中国人女性は只今の流行やアーティスト、
有名人などの服装に注目する、と分析していました。
日本のように多様化する価値観に対して、
中国には大きな流行があるということだと思います。、
中国市場における化粧品もグローバルブランド信仰があります。
私たちの漢方化粧品も価値観の多様化した日本人の方に、
より有難がられるので、同社長の分析には非常に同感しました。
一方で、中国消費市場の成熟のスピードが早いのもたしか。
これまでユニクロなどが一等地に出店するケースがありましたが、
今回のような特徴の強いブランドまで一流の立地に
Appleなどと並んで出店したのは、
いよいよ中国消費市場の嗜好の多様化が進んできていることの
表れかもしれません。

絶世の活動情報 : www.zessei.com


2011年12月2日

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