明けましておめでとうございます。
正月休みの間、中国人の友人と食事をしました。
ご馳走してくれるというので誘われて行ったお店は
淮揚料理のレストランでした。
美味しい料理とワインを楽しめたので、
お会計がどの位か参考に知りたかったのですが、
友人はお会計もせずにとっととレストランを出て行きます。
どういうこと?と聞くと、
入店するときに「団購」券を渡したと言うのです。
「団購」(TuanGou)というのは、
日本でいう「共同購入型クーポン」です。
ネット上でレストランが提供していた数量限定のチケットを
事前に購入してあったのです。
日本でも普及しているサービスと思いますが、
中国の「団購」サイトにも、
レストラン、エステ、美容院、スキー場、化粧品、家電などの
格安チケットが並んでいます。
サイトが設定した期間中に定員が集まると、
格安で購入することが出来るというシステムです。
定員にならないと購入できない仕組みですから、
購入したい人が自分の管理するサイトやブログなどを駆使して、
店に代わって自分で広告する場合もあります。
後で調べてみると、私が連れて行ってもらったレストランは、
2人分のコース料理がもともと258元(3500円程度)ですが、
団購で購入するとなんと68元(950円程度)という格安設定。
マクドナルドと変わらない料金ではないですか。
驚きました。
2人分のコース料理券が500枚以上販売されたそうなので、
1000人以上がこの店に来店することになります。
他の店のクーポンもどんどん落札されています。
だいぶ北京にも団購が浸透しているのがわかります。
友人は、出張で忙しいけれども、
「団購」でお得な買い物するのが唯一の楽しみ。
期限内に使い切れないほどクーポンを購入してしまったと
嘆いていました。
流石はインターネットの世界。
アメリカや日本で話題になったサービスが中国に広まるのも早い。
ショッピングサイトは
外資系企業が中国で開設許可を取ることが難しかったのですが、
昨年からは外資企業にも門戸が開かれました。
国内企業にも十分実力がついたと踏んでの判断と感じます。
絶世の活動情報 : www.zessei.com
|