私は以前日本のメーカーに勤めていましたが、
日本からの売り上げと海外からの売り上げが7対3くらいでした。
私が扱っていたのは機械製品でしたが、
成熟した日本市場向けにつくられていて、
説明書だけその国の言語にしただけの商品が多かったため、
海外にもっていくと、ハイテクすぎて、
その土地の使用環境に合わないということで、
スペックダウンを要求されることがしばしばありました。
話は飛びますが、
例えば日本の葬式が世界一贅沢で費用が高いそうです。
先代、先祖のことをまつり大切にするのは
日本の良い文化と思いますが、その気持ちだけでなくて、
世間体などを考えて豪華な葬式をあげるのは
余裕がないと出来ないし、
世界でも特異な貴族的な文化だと思います。
良くも悪くも貴族的な文化を持ち合わせた日本の商品を
自信を持って海外にもってゆくと、実用的じゃない、
「もっと簡単で言い。壊れなければいいから・・・。」
という評価をもらうことも。
日本メーカーである以上、
付加価値の低い商品ばかりを扱ってばかりいられません。
現在の上海や私が住む北京は
地価が平均で平米辺り30万円以上にもなり、
エリアによっては東京よりも高いところも現れ、
中国のお金持ちがたくさん住んでいます。
海外の商品に溢れていて、
外食産業はいち早く現地化し、
例えばケンタッキーが
中国の人にお粥を食べさせるような柔軟さで
成功しているところもあります。
現地生活・文化に長期的に親しんだ人が
どうやって日本の文化をローカル化して、
現地で受けいれられるものに仕上げるかが鍵。
私たち絶世健美にも、
日本の健康食品会社の方からお話を頂いたりしていますが、
日本中国の橋渡しをするべく、日本製品のことを熟知し、
その中から中国に受け入れられるものを
どんどん提案していこうと活動しています。
はたして中国でどのような文化が咲き開くのか
とっても楽しみです。
<つづく>
絶世の活動情報 : www.zessei.com
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