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74.海外で活躍する日本人 その2
中国で初めて出会う日本人や外国人と話すとき、
決まって「どうして中国に来たか」という話で盛り上がります。

「三国志の世界にあこがれて」「なにか起きると思って。。。」
「株で得しちゃって!」「専攻が中国語だったから」
「海外進出先をリサーチし、ずばり中国が一番の投資先でした」
などなど、それぞれ目を輝かせながら、
中国への思いを話し出します。

でも、帰ってゆく人も少なくはありません。
何故帰るの?と何人にも聞いて来ましたが、
「疲れたから」という返事が意外にも多いです。

私も「海外で働きたい。中国が一番良さそうだ」と思い、
嬉々として中国に来たものですが、2年目にもなると、
最初はトラブルでさえ新鮮だったのが、
それがイライラに変わってくるので、
その気持ちは確かに判るな~と感じます。

中国に限らず、海外で暮らす人のパターンを見るに、
2パターンに分かれそうです。

一つは、人民化(ローカル化)する人。
若い時から中国に来た人に多いタイプです。
言葉はかなり流暢で、中国人との関係の築き方も一流。
毎食中華、汚い便所も、どんな住み家でも、
ノーメイクでもへっちゃら?
抜群に中国で生きる素質がある人です。

もう一つは、外国人のままの人。
中国は都市部であれば、外国人向けのサービスがありますし、
同胞の友達作りにも困りません。
ローカル化せずとも居心地のよい場所が作れます。
私は29歳のときに中国に来たので、完全に外国人してます。
中国人との付き合いも多いですが、
中国人の方々とは文化や考え方の違いから、
小さなトラブルには事欠きません。
疲れちゃうのはこのタイプの人でしょう。

外国人のままで海外で成功する日本人について考えるに、
やはり夢だけでない他の何かが必要なのかと感じます。
それはやはり、「社会に自分なりに役に立ちたい」と
強く思うことじゃないかと最近思っています。
自分の夢も大切ですが、それは相手や社会があってのこと。

先日、業者が不良品だらけの名刺を納品してきました。
はっきり言って、相手にするのも時間の無駄です。
しかし、相手を馬鹿にして相手をしないでいたら、
疲れるし失望するだけです。
その時は、相手の業者のためを思い、思い切り叱り飛ばしました。
「そんな仕事で会社を良くしていけるつもりかっ!」と。
「名刺くらいでそんなに言われる筋合いない」
という感じだった業者も、私の気持ちを感じ取ってくれたようで
「確かにそうだ、ありがとう」という返事をくれました。
それで、私にもこの人とは仲間になれるかもしれない、
という希望がわきました。
こんな仲間が増えれば、もっと暮らしやすくなるかもしれません。

私たちは中国が誇る「漢方」を、
「世界の漢方」、「漢方化粧品・サプリの絶世健美」
にしてゆくことが使命です。
これをエネルギーの糧として、
外国人なりに中国と正面から付き合って行くつもりです。

<つづく>
絶世の活動情報 : www.zessei.com


2009年6月19日

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