北京っ子も例にもれずペットを愛玩しています。
街には犬と散歩する人がたくさんいますし、
歩道橋をあるけば、子犬や子猫、ヒヨコ等が販売されていて、
衝動買いする人が絶えません。
私の感覚では、日本よりもペット愛玩率が高いと感じます。
私はペットを毎日面倒みたいとは思わないですが、
犬や猫をかわいがるのは非常に好きなので、
試しにと北京で話題のキャットカフェに行きました。
そこは血統書付き猫専門店のペットショップで、
100平米以上ある豪華マンション風の部屋に
ペルシャ猫やアメリカンショートヘアー、シャルトリュー
といった高級猫たちが50匹もいて、
かわいい猫がコーヒーを飲む私たちを接待してくれました。
猫の販売からホテル、シャンプーやネイルなどの
サロンも兼ねていて、
猫は2千元(2万8千円程度)以上の値段で販売されていました。
本当の所は定かではありませんが、
美容・健康管理のために
月に300元の食事が与えられているとのこと。
この道8年のオーナーは、郊外に1000平米の
「猫城」というショップがあるので、
もっと見たかったら
そちらにも足を運んで欲しいとのことでした。
絶えずお客さんがいるようでしたので、
こちらの価格は北京の富裕層にとって
特別高価というわけではなさそうです。
現にオーナーも中国ではペットを安く飼えるので、
ペットを飼う環境がよいと説明してくれました。
市場では似たような猫(血統書はありません)が
10元(140円程度)で買えてしまうし、
犬肉売り場があるところもあります。
動物は持ち主の考え方次第でペットにも
家畜にも、パートナーにもなってしまうというのが
中国ではよくわかります。
しかし、お金をどのように使おうと勝手ですが、
猫にシャンプーさせるのに
120元(1800円)を支払う人の下で働く人たちは、
果たして之ほどの消費ができるでしょうか?
猫に癒されたのはよかったのですが、
ついつい要らぬ詮索が頭から離れませんでした。
<つづく>
絶世の活動情報 : www.zessei.com
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