自店の焼肉屋の調子がおかしいという話を前回書きましたが、
それは他社を見なくてもわかる話でした。
まだ、成都に来たばかりの日本の人といっしょに
自分の店で焼肉を食べているときにそれは気づかされました。
いつもは、メニューを暗記しているので、
最近はメニューもろくに見てなかったわけです。
その日は、その人がいたので、
メニューについていちいち説明をしたわけです。
その時に、「こりゃあかんわ。」と思いました。
メニューの中身がバラバラなんです。
いや、ひどいもんでした。
セットメニューはあっちこっちに散らばってるし、
牛肉もこっちとあっち、
和牛と普通の牛肉もバラバラの場所に乗っている。
「いったい何が売りたいの?」
「この店のウリはなんなの?」
「うまいものは何?」わかるわけがないわけです。
上海にとある焼肉屋があって、メニューがかっこいい。
焼肉5品、以上。
あっ、話がずれはじめましたが、最近、業務の拡大に応じて、
いろいろな仕事を部下たちにまかせてきました。
その中でメニューづくりも
あるていど現場側とその責任者にまかせてきたわけです。
思うに、これは現場に力がなかったわけではなくて、
やはりそれをやるには視点不足だったわけです。
メニュー決めや価格決定は、
やはりトップの仕事だと思い直しました。
そして、そう思うところから、トップにしかできない仕事があって、
それこそがトップの仕事なんだと考えるようになったのです。
詳しくはまた。
|