ここ最近、私が繰り返し呼んでいる本で
「カンブリア宮殿」という本があります。
日本に住んでいる皆さんはご存知でしょうが、
私のようにもう5年ほど中国に住んでいると、
日本のテレビ番組などは、まったくわけがわからなくなります。
まあ、カンブリア宮殿というのは、
著名な経済人と作家の村上龍がお話するという番組で、
村上龍さんがその中で、
「成功した人の普遍的な成功の要素を、
いまだ成功してない人に伝える」よう努力している番組です。
この本の中で、多くの世で言う成功者といわれている人が、
共通して言っているのが、このタイトルにある
「自分のおかれた環境で最高になる、ベストを尽くす」
という言葉です。
例えば、吉野家の安藤社長は
「みんな、自分の適性というのは
自分の好き嫌いだと思っているじゃないですか。
ところが、好き嫌いと才能とは別なんです。
だから自分の今やっていることを全力でやっていると、
たとえ嫌いだったことでも、
他のやつよりできることはいっぱいある。
目の前のことに全力を発揮し続けている限り、
必ず周りの人はそれなりの評価はしてくれると思うんですよ。」
テンプスタッフの篠原社長も、
成功の条件としてはずせないものは何か?という問いに
「そんなに構えて考えたわけではないのですが、
逃げないことですよね。
おかれた環境で一生懸命やり続けること。
ごくごく基本的なことだと思います。」
他にも同様な発言をされている方が大勢いるのですが、
この番組の中だけでも、
この発言をしている人がとても多いのに驚きました。
翻って、自分が最高を目指す、ベストを尽くすというのは、
それが自分のためでも他人のためでも、
最終的には、自分に振り返ってくるような気がします。
私のボスの一人が言いました。
「チャンスは追いかけても逃げるからね。
でも、自分がベストを尽くしていると、
チャンスが向こうから追いかけてくるから。
何も考えなくても、向こうが追ってくるから。」
最高を目指すとチャンスが向こうからやってくる
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