最近、ガラの悪いタイトルが続き申し訳ありません。
前回は、単純に努力を重ねるだけではだめですよ、
という話をしましたが、今回は、
逆に、だまって努力しろっ!
という話です。
突然ですが、「ガルシアへの手紙」という本を皆さんは
読んだことあるでしょうか?
まずは、簡単にその内容をご紹介します。
ガルシアとは、かつてアメリカとスペインが
キューバをめぐって戦争したときに、
キューバにいた反スペインのリーダーです。
当時、アメリカはそのどこにいるかもわからないリーダーに、
大統領からの手紙を届ける必要がありました。
当時、「キューバの山奥の要塞にいるらしい。」
という情報しかない状況でローワンという名の将校が呼ばれ、
大統領から手紙を受け取った。
“何もきかずに”任務だけを理解しその場を去った。
その四日後の夜に船でキューバの海岸に上陸し
ジャングルの奥に消えていった。
そして、手紙は届けられた。彼の名はローワン。
このローワンの仕事に対する態度こそが、
今回の話の核心なわけですが、
私は彼の仕事に対する態度、考え方に強く共感しています。
なんだか、最近私の仕事に対する考え方を連続して
書いているようですが、でも、人間の「考え方」こそが
とても大切であることは繰り返し、
繰り返す価値があると思っています。
京セラの稲盛さんの成功方程式というのを知っているでしょうか?
人生の結果=考え方×熱意×能力
この中で、考え方だけ、-100〜+100点で、
あとは0〜+100点なのですが、
考え方がネガティブだと熱意、能力があっても
よい結果は出ないという意味です。
仕事をするときに、やり方や
結果が見えないことは当たり前です。
「そもそもやったことの無いことをやるのが仕事」です。
仮に、死ぬほど努力して出来なかったら、
黙って頭をさげて謝ればいい。
そこまで努力した人間の顔には、
必ず努力の跡が見られるし、
そこまでやった人間を責める人間などいやしないのです。
実は先日邱先生が成都にいらした、
その時に私はとても大きな宿題をいただいてしまいました。
私にとっては、門外漢なわけです。
でも、以前、邱先生が、兜町に“株の神様”と名をはせた際、
株式のプロと言われている人たちに、
「邱先生やめておきなさい。株はプロの世界で、
先生のようなアマチュアがやれるものではないですよ。」
と言われ、
「馬鹿を言わないでください。
プロとは、経験を積んだアマチュアのことを言うんでしょ。」
と言い返した話が私はとても痛快で大好きです。
自分はその専門ではないからとか、
その道のプロではないからというのは、
自分の言い訳に過ぎません。
私は邱先生とローワンにならって、
それは出来ないとか、やり方がわからないとか
言うことをしないように心に決めています。
とは言うものの、
もう少しお手柔らかにお願いします、先生・・・。
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