中国将棋を打つ人たちです。
中国将棋は中国語では
象棋(しゃんちー)と呼ばれています。
象棋は、日本の将棋と同様、
王様を取った方が勝ちなのですが、
両軍が河を挟んで対峙している、とか、
王様と側近は、城から出ずに、
守りに徹する、とか、
妙にリアルなルール設定になっています。
暖かくなってくると、北京の街のそこここで、
象棋をする人が現れ、そこには必ず、
通りすがりの野次馬が群がり、
あーでもない、こーでもない、と
一手一手毎に、勝手な意見を言います。
中には、平日の昼間から、
道端で象棋とその観戦に興じている人たちもいて、
他人事ながら、思わず
「あんたたち、仕事はどうしたの!」
と言いたくなってしまう光景も見られます。
近代化した北京に、今も残る下町風情です。
撮影日:2005年3月27日(日)
撮影:柳田洋
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