第1245回
中国起業9周年!
本日をもちまして、当社は開業9周年を迎えました。
2001年10月に
私と新卒で採用した女性社員の
たった2人で始めた当社も、
今では子会社、天津事務所も合わせて
70人を数えるまでになりました。
数だけではなく、質的にも優秀な人材が育ち、
起業当時は何でもかんでも自分でやっていた私の仕事も
今では「なるべく存在感を消して、
社員のみなさんに自主的に持てる能力を発揮してもらうこと」
に変わりつつあります。
もちろん、会社のメールを見ていて
「あぁっ、もうっ、じれったい!」と思うこともあります。
しかし、私はサラリーマン時代に、上司から
「おまえはオレの言った通りやってればいいんだよ!」
と言われて、モチベーションが
下がりまくったことが何度かありましたので、
それを反面教師として、自分が作った会社では、
社員は自分の頭で考えて自分で問題を解決していくことで、
仕事のやりがいを感じてほしい、と思っています。
この他にも、サラリーマン時代に
「これは良いな」と思ったところは取り入れ、
「これはイヤだな」と思ったところは反面教師とし、
ゆっくりと会社の性格を形作ってきました。
当社は言わば、私の物の考え方を反映させた
私の分身のようなものですので、
非常に愛着があるのですが、
一方で、愛情が度を越して何でもかんでも
私が口を出すようになってしまうと、
会社が自分で成長するのを
邪魔することになってしまいますので、
なかなか悩ましいところです。
こう考えていくと、会社を育てていく、ということは、
子育てと非常に似たところがあるように思います。
世間では「親はなくても子は育つ」と言いますが、
会社経営の世界でも「社長はなくても会社は育つ」
というのが本当のところなのかもしれません。
当社もあと1年で創業丸10年。
会社が10年間生き残る確率は5%程度と言われている中で、
何とか会社をつぶさずに、
社員のみなさんがやりがいを感じながら、
自らの持てる能力を発揮するステージを
提供し続けていきたいと考えています。
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