第764回
北京の物価は東京の倍以上?

先日、今年4月に北京に開店した台湾資本のデパート、
「新光天地(しんぐぁんてぃえんでぃー)」に行きました。

この「新光天地」は、日本の三越が出資する
台湾の「新光三越」が投資して作ったデパートで、
洗練された内装やお店の配置、
デパ地下の食品街があるところなどは、
日本のデパートそっくりです。
香港系が幅を利かす北京のショッピングセンターに
違和感を覚えていた私たち日本人にとっては、
何とも落ち着く空間なのです。

その「新光天地」に
ネスレがエスプレッソマシンを販売する
「ネスプレッソ」というお店が入っています。
ここのエスプレッソマシンは、
一番安いものでも4,000元(64,000円)と
結構なお値段なのですが、
毎日自宅でおいしいエスプレッソが飲める、
という誘惑に負けて、
衝動的に買ってしまいました。

翌日から、私の快適な
エスプレッソ生活が始まったのですが、
ふと「ネスプレッソは日本にもあるのだろうか?」
と思い、ネットで調べてしまいました。

私は一度買ったモノの値段は、
他の店で安く売られていると悔しいので、
絶対に調べない主義なのですが、
偶然見てしまった同じ機種の
エスプレッソマシンの値段はなんと30,000円、
北京の半額以下で売られていました。

エスプレッソマシンに関して言えば、
北京の物価は東京の倍以上なのです。

北京の物価は感覚的には東京の1/4ぐらいなのですが、
エスプレッソマシンに限らず、
高級品や競争がない独創的な商品は、
東京で買うより値段が高かったりします。

北京の生活コストは、
普通に暮らしている分には非常に安いのですが、
ちょっと贅沢をすると、
東京よりずっと高くなってしまうのです。


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2007年9月10日(月)

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