第178回
「パソメシ」番外編 パソコンは自分で作るもの! その15

さて、今回から各種パーツを買い集めていくワケですが、
まず最初に選びたいのがパソコンの筐体「PCケース」です。
製作方針では、

●長く使えるモノゆえ電源とPCケースにはカネをかけること
(他にはかけない!)

と、ありますので、ここは一点豪華主義でいきます。
つまり金に糸目はつけないってヤツですね。
カッコイイー(笑)。

最近人気のPCケースはほとんどがアルミ製です。
アルミ製のメリットは軽量化と放熱性だと
一般的に言われています。
しかし、筆者タニグチは
敢えてこの意見に苦言を呈したいのです。
なぜなら筆者のオススメはスチール製だからです!

まず、アルミ製の方が軽くて良いと言いますが、
デスクトップパソコンを持ち歩くヒトはいないハズです。
ならば実際にその重量が苦になるのは、ケース購入後、
帰宅するまでの間だけ
(配達してもらうならそれも関係無いハズ)。
つまり軽量=メリットとはならないんですね。
逆にアルミは軽量ゆえスチール製に比べると強度が低く、
取り扱いに注意が必要です。
ATXサイズの巨大なパソコンケースの上に
物を置くことができないというのは狭いデスク周りでは致命的。
その点スチール製なら
パソコンケースの上に乗ることさえ可能です(筆者経験済み)。

続いてもう1つのメリットの放熱性なんですが、
これがどうも頼りにならないレベルなのです。
もちろん缶ジュース等を例に考えれば
アルミの方が熱伝導率が高いのは分かります。
では実際にパソコンの内部の温度は
アルミケースの方が低いのかといえば、
実はそうではないのです。
実際に実験した結果によると
アルミケースとスチルケースの内部温度差は1℃以内、
つまりほとんど誤差の範囲という違いしか無いのです。

逆にアルミ製ケースのデメリットは高価なこと。
平均的な製品価格でも3万円前後と
スチール製ケースの倍以上です。
では、なぜアルミケースが
こんなに持て囃されているのでしょう? 


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2003年4月16日(水)

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