第123回
この資格が美味しい! 略して「資格美味しんぼ」その5
CIWファンデーション 前編

さて、今回、次回とご紹介するのは
「CIWファンデーション」という聞き慣れない資格です。
この資格のことを紹介する前に、
まず資格全般について今一度復習してみましょう。

最初に紹介した「初級システムアドミニストレーター」は
国家資格。前回ご紹介した「MOUS」はマイクロソフト社が主催、
公認している資格です。国家資格は別として、
「MOUS」のように企業が公認している資格のことを
一般的に「ベンダー資格」と呼び、
従来コンピュータ系の資格といえば、
このような資格が主流となっていました。

しかし、その後の流れで、こうしたベンダー資格とは異なった、
一般企業とは無関係の資格が登場し始め、
これらを「ベンダーニュートラル」と呼ぶようになっています。
そして、今回紹介する「CIWファンデーション」も
ベンダーニュートラル資格なのです。

具体的に「CIWファンデーション」がどのような資格かというと、
インターネットに特化した
国際的な資格だと考えれば良いと思います。
また、そのレベルによってアソシエイト(ファンデーション)、
プロフェッショナル、マスターの三段階に分かれており、
まずはアソシエイトを収得しなくては
上のレベルに進めないようになっています。

プロフェッショナルの段階では、
コンピュータ業界のプロとして、セキュリティ、サーバ管理、
アプリケーション開発等の8つのコースに分かれており、
さらにその上にマスターとしてネットワーク管理者、
プログラマーなどというコースが用意されているワケです。

プロフェッショナル以上の資格保有者は、
いわばIT業界の即戦力として期待されます。
これまでインターネットに関する
国際的かつ体系化された資格が無かっただけに、
CIWファンデーションは今後ますます重要視される
資格の1つといって良いでしょう。
また、まだまだ資格保有者が少ないという所も
狙い目となるのではないでしょうか。


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2003年2月20日(木)

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