第66回
お得なサイトで得をしよう! その6

さて、色々なオトク系サイトを紹介してきましたが、今回はその極めつけ、ネットサーフィンをするだけで儲かる方法です。

どのようなシステムになっているかというと、まず、システムを運営しているサイトにアクセスして無料登録します。この時に無料プログラムをダウンロードしてインストールするというケースが多いようです。インストール後、インターネットに接続してブラウザを起動すると、ディスプレイの端に広告表示用のウィンドウが現れ、そこに様々な企業の広告が入れ替わり表示されるというシステムです。つまり、この広告が表示されている時間に対して現金が支払われるといワケですね。

このシステムが華々しく登場した頃(註1)、筆者タニグチも最大手の「Alladvantage」に参加したことがあります。しかし、当時はブロードバンドにはほど遠いISDN回線。それでなくても遅いブラウザの表示がさらに遅くなってしまい(註2)、さらにはシステムに負担をかけるのか、何度もOSがクラッシュしてしまい、結果的に収入ゼロで撤退した苦い思い出があります。

その後、風の噂に「Alladvantage」がサービスを停止した(註3)と聞き、この手のビジネスモデルも消滅したと思い込んでいました。

ところが、今回取材してみると、いずれも海外のサイトではありますが、同様のシステムを運営するサイトがゴロゴロと生き残っていました。正直ビックリです。

以下のサイト達がそうなんですが、まず注釈を少し。これらはすべて海外のサイトですから登録申請も英語です。しかし、すべてを日本語に翻訳してくれている個人サイトが多数あり、その点は問題ありません。問題は、これら海外のサイトが「紹介システム(註4)」を採用しているため、個人運営の日本語翻訳サイトのURLをここで紹介することができないんです。ナゼって? ここに個人のサイトのURLを掲載すると皆そのサイト経由で申請することになります。するとその特定の個人だけがガッポリ儲かってしまうんですよ。

そういうワケで興味を持たれた方は、サイトの名称をコピペして検索してください。いくらでも日本語表記のサイトが見つかるハズです(註5)。

んで、気になる報酬ですが、1時間あたり30円〜50円程度。これを安いとみるか、高いとみるかはヒトそれぞれでしょうね。だって、実働ゼロですよ(笑)。

SPEDIA
CashSurfers
Cashfiesta
DesktopDollars
PaidForSurf


註1: 1999年から2000年頃だったと記憶しております。

註2: ブラウザでサイトのコンテンツを込み込む以外に広告ウィンドウのコンテンツも読み込むため。

註3: 2001年2月頃サービスを停止。

註4: 友人等を紹介すると、その分収入が増えるというマルチビジネス風のシステム。このシステムを採用している為、誰かの紹介、もしくはサイト経由でないと登録申請ページに辿り着くのも難しい。サイト本来のホームページのURLはいったいドコに?

註5: 今は無き「Alladvantage」という単語で検索したら6500! ものサイトがヒット。そのほとんどが「オレのサイト経由で登録してくれー!」というサイトの残骸でした。まるでピンサロの捨て看板みたい。まったくトホホですな。


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2002年12月25日(水)

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