第735回
2011年上半期No.1コラムは?
いつも、年明けに、前年度の僕のコラムの中で
アクセスの多いものについて
ランキングを発表してお話ししていましたが、
本業が忙しく忘れていました。
もう今年も4月になってしまって、
昨年を振り返るには遅いような気もしますが、
4月から新年度ということもあるので、
昨年のコラムを振り返ってみます。
調べてみたら、2011年は上半期のランキングについても
発表していませんでしたから、合わせて、発表します。
まず、2011年上半期は下記の通りでした。
第1位 第645回 「東電の賠償問題」
第2位 第641回 「震災で失った家の住宅ローンは?」
第3位 第664回 「ライブドアの元社長上告棄却」
第1位の「東電の賠償問題」で、東京電力が地震後、
原発問題の賠償をすぐにできない理由があるという話をしました。
その後も、賠償については、
あまり進んでいないという報道を耳にします。
しかし、地震による原発事故でも、
東京電力が全部責任を負うという政府見解に基づき
法律が作られたりして、賠償手続が進められているようです。
第2位の「震災で失った家の住宅ローンは?」も
第1位の「東電の賠償問題」と同じく、震災関連のコラムです。
震災に遭った方の借金問題については、
その後、破産や民事再生手続といった法的手続によらなくても
借金の整理ができる私的整理ガイドラインが作成されました。
第3位の「ライブドアの元社長上告棄却」は、
ライブドアの元社長が刑事事件について上告したけれども
棄却されたことに関連して、最高裁は判決日を指定しないので、
いつ判決が出るか当事者にわからないのは、
おかしいのではないかということを書いたものでした。
これまでも、ライブドアに関することを何度か取り上げてきましたが、
元社長はマスコミの寵児であったこと、
ライブドア自体が株式投資の対象ともなっていたということからか、
ライブドア関連のコラムへのアクセス数はいずれも多く、
hiQの読者のみなさんにとって、関心があるようです。
その他、上半期では、
第664回「弁護士の平均所得1471万円」、
第624回「ついに相続税の増税」もアクセス数が多かったです。
次回は、下半期と年間コラムのランキングを発表します。
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