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おいしくて簡単にできる

第16回
台湾風オニオンスープ  台湾風オニオンスープ

これは骨つきの豚肉と玉ねぎを
蒸して作るスープです。
だいたい蒸して作るスープは、
上等なものが多いようですね。
椎茸を入れるにしても、
煮ると香りがなくなりやすいのですが、
蒸すと香り高く仕上がるのです。
台湾風オニオンスープ


中国では、蒸すと"存味"といって、つまり味が残るとしています。
台湾風のオニオンスープといったらよいでしようか。
玉ねぎの甘みと豚の骨のだしで味が決まります。
洋風のオニオンスープでもスープの味が大切ですが、
これも豚の骨は欠かすことができません。

衣をつけて揚げた骨つき肉を、
炒めた玉ねぎと一緒に蒸すのですが、
30分はたっぷりかかります。
煮てしまうほうが簡単なのに、と
お思いかもしれませんが、
煮ると、どうしてもスープはにごるし、衣はドロドロになるし、
玉ねぎはトロトロになりすぎるし、で
どうもスッキリしません。
やっぱりこれは、
煮ないで、蒸して作っていただきたいと思います。



材料
豚骨つき肉 500〜600グラム
豚骨つき肉の下味用
小さじ2分の1
しょうゆ 小さじ2
その他の材料
片栗粉 大さじ3
しょうゆ 少々
揚げ油 5〜6カップ
玉ねぎ 1と2分の1個
しょうゆ 大さじ2
小さじ1
こしょう 少々


作り方
1. 豚骨つき肉は一口大のぶつ切りにし、塩、しようゆをまぶして30分間ほどおき、下味をつけます。
2. 片栗粉に水を少しずつ入れ、糸を引くようになるまで混ぜ、しようゆ少々を混ぜます。
3. 揚げ油を熱し、肉に(2)の衣をつけて入れ、きつね色に揚げます。
4. 玉ねぎはせん切りにし、肉を揚げた鍋の油をあけ、この鍋で玉ねぎをきつね色に炒めます。
5. 大きく深い丼の中に肉と玉ねぎを入れ、熱湯を8カップ加え、しょうゆ、塩、こしようで味をつけ、30分間ほど蒸します。


調理のポイント
玉ねぎはきつね色になるまでよく炒めます。
だしを取る骨つき豚肉は下味をつけて揚げておきます。必ず煮ないで蒸すこと。煮るとスープがにごってしまいます。

2003年8月20日(水)

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