旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第84回
気軽に持てる海外別荘

リタイアした後、海外の別荘で暮らしたいと考える人は少なくない。
何度か行っているうちに住みたくなった。
しがらみの多い日本での生活から逃れたい。
体調が芳しくないので、暖かいところで生活したい。
動機はいろいろですが、
今から別荘を持つことを励みに働くというのもいいかもしれません。

実際に別荘を持つケースが多いのは、やはりハワイです。
気候が温暖で、海好きには文句なし。空気も爽やか。
現地で暮らしている方に遭ってみると、
すべてが優雅ですね。海が一望できる数億円の別荘に
住んでいる方がいらっしゃる。
高額な別荘でなくてもいい。
ゴルフやサーフィンなど自分の趣味に没頭して暮らす。
あるいは英語学校に通い、もう一度学生気分を味わう。
いや、羨ましい限りです。

向こうに別荘を持つとなると、手続きが面倒では。
そう思われる人がいるかもしれませんが、心配いりません。
外国人が不動産を持つことが簡単にできる国は少なくなく、
ハワイおよびアメリカもそうした国のひとつです。
暮らすといっても、一年のうちの一時期だけ、
現地で生活するという方法もあります。
そうすれば査証(ビザ)も観光用で事足ります。
ハワイの場合、最長の滞在日数は90日、
年間で180日以内なら別のビザを取得する必要はない。
最近、ビザの条件が厳しくなっていますので、
ルールが変わる可能性がありますが、
一定期間の滞在ができなくなることはないでしょう。

物件探しは、現地の不動産業者に頼めばいい。
日本語のできるスタッフが数多くいますし、
物件を見て回るときも、あるいは契約時の諸手続きも、
彼らに頼めば問題ありません。
別荘は1000万円くらいから数億まで、様々。
ワイキキに近いペントハウスもあれば、
海沿いの別荘やコンドミニアムもある。
好みと予算に合わせて、考えればいいでしょう。

もっと手軽な方法として、タイムシェアもあります。
これは、ホテルの一室を400万円ほどでシェアできるというもので、
一年のうちの一定期間を自分たちで自由に使えます。
主にワイキキ近辺のデラックスホテルで実施しています。
400万円というと割高に感じるかもしれませんが、
毎年ハワイに行き、それなりのホテルに泊まっている人には、
むしろ割安と考えられるのではないでしょうか。
ファミリー用としてもいいでしょう。

ハワイ以外にも、物価の安いタイ、マレーシア、
自然環境に恵まれたニュージーランドなど、
外国人が不動産を持ちやすい国はいくつもあります。
気軽に、海外での別荘暮らしを考えてみてもいいかもしれません。


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