第4201回
選手交替の時は近いと思いませんか
私から見ると、アメリカ人はお金を使うことに熱心なために、
お金儲けにはそれほど心を動かされず、
とりわけややこしいお金儲けは避けたがります。
お金儲けには農作物をつくる仕事もあれば、
原料を集めて加工する仕事もあります。
またそうやってつくり出された農作物や工業製品を
販売する仕事もあります。
更にはお金を動かしてお金でお金を稼ぐ仕事もあります。
楽にお金儲けのできる仕事が見つかると、
人は汗水垂らしてやる仕事は避けて通るようになります。
ですからドルが世界通貨として通用するようになると、
アメリカ人にだんだん怠け癖がついて、
汗水垂らしてお金儲けをする仕事は避けて、
右から左に動かすだけでお金の儲かる仕事に
興味を示すようになります。
たとえば靴一足を例にとっても、
ゴムや皮の原料を加工して
ちゃんとして製品にする工程は患わしいし、
大ぜいの人を使わなければなりません。
ちゃんとして製品にするまでにあれこれクレームにも悩まされます。
そこで、かつて製造から販売までやっていたアメリカ人は、
生産は中国人に任せて自分たちは販売をするように
商売替えをするようになりました。
私の友人で広東省に工場を設けて
アメリカの有名ブランドのM&Aをやっている人がいます。
1足10ドルで月に100万足ほどつくっています。
何千人もの職工を使って残業残業でやって
1足につきやっと2ドルの利益をあげています。
それでも月に200万ドルの利益がありますから
とても張り切って仕事に励んでいます。
そのゴム底靴を10ドルで買ったアメリカの業者から
最終消費者に渡る時は10ドルの靴が
何んと60ドルになっているのです。
中国人が1足で2ドル稼いでいるのに対して、
アメリカ人は何と50ドルも稼いでいるのです。
それでいてアメリカ人の方がドルの値下がりで
四苦八苦しているのですから、
世の中どこか間違っていると思いませんか。
選手交替になるのは当り前じゃありませんか。
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