第3506回
「邱永漢の予見力」が明日発売されます
前にも述べましたが、
サブプライム・ローンの崩壊がきっかけに起った
今次の世界的金融不安について、
偶然にも10年前の1998年に「マネーゲーム敗れたり」と題して、
かつて日本で起ったバブルの崩壊と同じことが
必らずアメリカで起ると予言したことがあります。
「マネーゲーム敗れたり」は
ハイQのコラムでも再録しましたので、
ごらんいただいた方もたくさんいると思います。
「在庫がまだありますか?」と出版元に伺ったら
1冊もないと言われたので、すぐにも再販していただき、
ごく親しい方々にお送りして再読いただきました。
大へん反応がありましたが、なかでも
軽井沢のお隣りの町でワイナリーとレストランを経営している
作家兼画家でもある玉村豊男さんが一番強烈に反応して下さり、
過去10年にそんな予言がぴったり当ったのなら、
これから先10年でどんなことが起るのか
当ててもらおうじゃないかといささか、
私の虚をつくような申し出を受けました。
私も負けてはおられず、
現に私がこれから先起るであろうと考えて
着々手を打っていることを
具体的に見てもらおうということになり、
とうとう2回にも渡って中国大陸を
北京、大連、銀川、成都、昆明、上海と
現場を見ていただくことになり、
東京でも何回かにわたって対談をくりかえし、
とうとう「邱永漢の予見力」と題する私の言動録を
玉村さんが執筆するという結果になり、
集英社から新書版の1冊として世に出ることになりました。
恒例により籤引きで私のサイン本を
(本当は玉村さんにサインしていただくのが
本筋かも知れませんが)10冊、
読者の皆さんにお贈りいたしますので、
ご希望の方はどうぞお申し込みになって下さい。
なお現物は明日から書店に並びますので、
書店でお買いいただいても結構ですが、
先着300冊だけ私がサインしますので、
交流センターにお申し込みいただいても結構です。
料金は送料は当方が負担しますので、税込み756円になります。 |